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2022年8月14日 (日)

他人の言うことをまるで無視して言い張る橋下徹

 スポーツニッポン《橋下徹氏が驚いた入試問題「“作者の意図は何ですか?”って。その答えは…」 今田耕司もビックリ》[掲載日 2022年8月13日 14:17] に,またまた橋下徹の嘘八百が書かれている.
 
読書感想文の話題となって、橋下氏は「読者感想文はもう教育課程では普通はやりません。だって感想はいらないから」と口に。これを聞いた杉村太蔵は「今、うちの息子は読書感想文で苦戦してますよ」と苦笑い。続けてMCの今田耕司が「何でいらないんですか?」と聞くと、橋下氏は「賛否両論ありますけど、国語が小説から論理に切り替わってきてるんです」と解説し、「小説で“主人公はどういう気持ち?”って。そんなの読み解いたって意味ないじゃないですか」と訴えた。
 
 橋下が《読者感想文はもう教育課程では普通はやりません》と述べたのに対して,杉村太蔵は《今、うちの息子は読書感想文で苦戦してますよ》と述べた.すなわち,杉村の息子の学校では生徒に読書感想文を書かせているのだが,橋下の言によれば,杉村の息子が通っている学校は普通ではないということになる.
 つまり杉村は,婉曲に橋下の嘘に反論したのである.今でもちゃんと読書感想文は学校で書かせていますよ,と.
 ところが橋下徹は,いつものことだが,自分がその場で思い付いたデマすなわち《読者感想文はもう教育課程では普通はやりません》を言い張ることしか頭にないから,《小説で“主人公はどういう気持ち?”って。そんなの読み解いたって意味ないじゃないですか》と暴走した.実際には現在も学校で読書感想文指導は行われており,「青少年読書感想文全国コンクール」が内閣府と文科省の後援で行われている.橋下徹は,いったいどこから《読者感想文はもう教育課程では普通はやりません》という嘘を引っ張り出してきたのか.(*註)
 この男が,コロナ禍についてもプーチンの戦争についても旧統一教会についても,テレビで振りまいたデマの数々は目に余る.その結果,今では橋下徹の発言を取り上げて報じるのはスポーツ新聞だけになった.
 
 橋下徹は読書というと小説しか思いつかぬのだろう.
 私の同級生で,夏休みの宿題としての読書感想文を書くために,動物行動学の科学書を読んで感想文を書いた同級生がいた.
 もちろん科学書の感想文もアリである.
 また普通の児童生徒は小説の読書感想文を書くだろうが,これは最も初歩的な文芸評論である.これを《意味ないじゃないですか》と言うような輩は読書嫌いとなり,橋下のように教養とは無縁の人生をおくることになる.
 
(*註)
 児童生徒に対する読書指導は,従来は国語科の中で行われてきた.しかし文科省は現在,これでは不十分であるとして,読書指導は国語科以外の科目においても行われるべきであるとしている.
 この文科省の学習指導方針に対する批判は必要であるが,その批判は《読者感想文はもう教育課程では普通はやりません》という嘘を正当化するものではない.
 
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ウクライナに自由と光あれ
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(国旗画像は著作権者来夢来人さんの御好意により
ウクライナ国旗のフリー素材から拝借した)



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