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2022年7月 7日 (木)

それは知識の共有とは違う

 まいどなニュース《「鮭の切身を買うときは…」専門店のツイートが話題に 切身の形を説明「もっと早く知りたかった」》[掲載日 2022年7月7日] を読んで脱力した.
 
「鮭の切身を買うときの参考になれば」という文言とともに「王子サーモン【公式】」アカウント(@Oji_Salmon)が『半月型』と『弓型』、両切身の解説を画像とともにツイート、大きな反響を呼んでいます。担当者にそれぞれの特徴から、骨の外し方、美味しい食べ方まで、詳しい話を聞きました。
……
 一連のツイートには「なんという有用な情報」「もっと早く知りたかった」と知識の共有への感謝の声が寄せられた他、……》
 
 普通の幼稚園児は,絵本に描かれている魚をまねてお絵描きするんじゃなかろうか.
 それが,今の小学生くらいになると魚類図鑑を読んで,かなりしっかりと魚体のイメージは把握していると思われる.
 気の利いた子ならスーパーで鯵とか鯛,鰈などの小型魚は実物を見ているだろうし,もしかすると鮮魚店の店員さんが魚を捌くところを目にしているかも知れない.
 テレビ朝日の番組には,包丁捌きも巧みに自分で魚を三枚におろす《博士ちゃん》が登場して視聴者を驚かしていたりする.
 それは特殊な例だが,小型魚のイメージは小学生でも持っているのが普通だ.
 だから,色々な魚の刺身の作り方を想像するのは無理としても,鮭をどのようにカットすれば,どのような切り身ができるかは,教えてもらわぬでも切り身を見れば小学生でも簡単に理解できる.
 しかるにいい年をした大人たちが,幼稚園児レベルの解説を読んで《「なんという有用な情報」「もっと早く知りたかった」と知識の共有への感謝の声》をツイートしているという.
 鮭の切り身を見て,それが鮭のどの部分かを想像できない馬鹿がそんなに多いのだろうか.それは知識なんていう大仰なことではなく,小学生レベルの想像力の有無なのだが.
 
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ウクライナに自由と光あれ
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(国旗画像は著作権者来夢来人さんの御好意により
ウクライナ国旗のフリー素材から拝借した)


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