卑しさ満点下衆カレー
ざまあみろ!というB級ニュースがあった.まいどなニュース《新国民的行事、それは「夏至カレー」 前半の自分を労い、スパイス注入で後半の頑張りも誓う》[掲載日 2022年6月19日 16:00] から下に引用する.
《「夏至カレー」の創始者は、京都市伏見区のフリーカメラマン中田絢子さん(40)。大の夏好きで、仕事が終わった後の午後6~7時でも外が明るい季節は心が無性に弾むという。だが、夏本番の7、8月は、日没が徐々に早くなる時期。「1年で日が最も長い夏至を起点にすれば、もっと長く夏を楽しめるのでは」。こんな着想が出発点だった。
年末の冬至にはカボチャを食べたり、風呂にユズを浮かべたりする習慣が全国的に定着する一方、夏至の日の行事は少ない。故郷の高知県で働いていた2007年、好きなカレーを夏至の日に食べることを「マイルール」に決め、毎年欠かさずに続けた。
1人だけの行事だった夏至カレーを広め始めたのは、京都市に移り住んだ14年から。「夏至だからカレー食べた」。ツイッターでの何気ないつぶやきに、「今日はカレーにしました」とリプライ(返事)があった。「一体どれくらい広がるんだろう」。見ず知らずの人への波及が、全国運動化の野望に火を付けた。
16年にはデザイナーに依頼し、公式ポスターを初めて作成。翌17年には参加者がユニホームとして着るTシャツを作り、インターネットで販売した。飲食業の知人と京都市内でカレーイベントを催すと、SNSの告知だけで100人近くが来場した。
自ら「夏至カレー大使」と名乗り、春ごろからSNSでカレーにまつわる発信を繰り返した。18年の夏至には「夏至カレー」がツイッターのトレンドで6位まで上昇。広告大手の電通から「一緒にやりませんか」とオファーを受け、19年に電通と共同で夏至カレーの商標を取得した。この年、スーパー大手のイトーヨーカドーは東京都内の1店舗でカレー商品の売り場を特設し、テストマーケティングに乗り出した。
「土用の丑(うし)のウナギのように、全国の人が夏至にカレーを食べてほしい」。夢に見た国民的行事化への大きな一歩は、20年に大流行した新型コロナウイルス感染症にくじかれた。スーパーや百貨店は人が集まるセールなどを中止し、本格展開となるはずだった夏至カレーキャンペーンは見送られた。》(引用文中の文字の着色強調は当ブログの筆者が行った)
上に引用した記事に登場する京都市伏見区のフリーカメラマンの女の,欲に目がくらんだ浅ましさを諸兄はとくとご覧あれ.
あわよくば恵方巻のような大儲けをたくらんだのだろうが,下衆の野望はコロナ禍によって挫かれた.
夏至カレー大使とか,電通と共同とか,聞いてるこっちが恥ずかしいわ.
正月の雑煮とか,雛祭りの御馳走,端午の節句の柏餅,月見の団子その他,私たちの食文化には四季折々に食べる物がいくつかあるが,今に伝えられるそれらは,金儲けのために始められたものではない.神仏への祈りや,幼子の健やかな成長や,美しい自然に対する心などが初めにあったのだ.
無理やり感満載の 下衆 夏至カレーは立ち枯れた.これも神仏の思し召しであろう.よかったよかった.
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ウクライナに自由と光あれ
(国旗画像は著作権者来夢来人さんの御好意により
ウクライナ国旗のフリー素材から拝借した)
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