ナチス・ロシア
FNNプライムオンライン《ウクライナ兵“第2陣の避難” ロシア側「裁判にかけるべき」》[掲載日 2022年5月18日 06:19] から下に引用する.
《マリウポリのアゾフスターリ製鉄所から、17日も前日に続き、兵士らがバスに乗せられ、親ロシア派勢力が支配する地域に移送された。
……
ウクライナ側は今後、捕虜の交換を行いたい考えだが、ロシアの下院議長は、製鉄所の兵士について「戦争犯罪人であり、裁判にかけるべき」として、交換に否定的な考えを示したほか、ロシア捜査委員会は、刑事事件の一環として降伏兵士を尋問する予定だと表明した。》
第二次大戦は,ヒトラーとスターリンが欧州を分割支配するために起こした戦争である.
その第二次大戦において,捕虜を虐殺することはロシア=ソ連にとって何の不思議もないことであった.
そして上の報道によれば,ロシア=ソ連が今も西側諸国とは捕虜について全く異なる主張を持っていることが明らかとなった.
どこをどうすればアゾフスターリ製鉄所に立てこもっていた兵士が戦争犯罪人なのか.祖国防衛を戦った満身創痍のウクライナ兵士を戦争犯罪人として裁判にかけるロシアは,もはやナチス・ロシアと呼ぶべきだ.
ウクライナ側は捕虜のロシア兵との交換を交渉する構えだが,ロシア=ソ連は捕虜交換によって自国兵士を生還させることより,ウクライナ兵士を殺すことを選択する可能性が高い.
なぜなら,捕虜の人道的な扱いに関するジュネーブ協定は第二次大戦後に作られた.第二次大戦をまだ続けているつもりのロシア人たちが,ジュネーブ協定を無視することは容易に想像できる.
ゼレンスキー大統領は,製鉄所から出た兵士たちを英雄と呼んだ.交換交渉が功を奏し,英雄たちが生還することを祈る.
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ウクライナに自由と光あれ
(国旗画像は著作権者来夢来人さんの御好意により
ウクライナ国旗のフリー素材から拝借した)
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