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2022年5月 7日 (土)

反スターリン主義は左翼の証明

 自分がよく知らない分野のことに知ったかぶりをすると恥をかく.
 その例を,現代ビジネス《軍拡宣言の独ショルツ首相が「ウクライナへの武器供与」に逡巡する最大の理由》[掲載日 2022年5月6日 6:02] から一部を下に引用して紹介する.
 
実は、ドイツは武器輸出大国で、米国、ロシアに次ぐ第3位の地位を、常にフランスと争ってきた(最近では中国の台頭が著しく、2020年には中国がロシアを抜いて世界第2位だったとも言われる)。そんな中、社民党は元々、武器の輸出には反対の立場を取っており、特に、紛争地への攻撃用武器の輸出は認めない方針で今まで来た。
 つまり、ショルツ氏の躊躇の裏には、社会主義者としての信条も働いているのだろう。さらには、ロシアからガス、石炭、石油を引き続き輸入しながら、ロシア兵を殺すための武器をウクライナに送るという矛盾に対する不快感もあるのではないか。
 ところが、わからないのは緑の党だ。この党はかなりの左翼で、武器の「ブ」の字も口にしたくないという平和主義者の集まりだったはずだ。それが、ベアボック外相(緑の党・女性)が険しい声で「ウクライナに重火器も含む武器支援を!」と叫んだ途端、全員がいきなり「右向け右」。今やプーチンを武力で制圧することが正義となっている》(文字の着色と下線は当ブログの筆者が行った)
 
 上に引用した記事の筆者は川口マーン惠美という人.私より少し若いだけなので,欧州の左翼政党について多少の知識はあると思いきや,《全員がいきなり「右向け右」》なんてことを書いているようでは,まことに情けない.
 プーチンがソ連邦の復活 (版図の回復) を望んでおり,ウクライナ侵略戦争はその第一歩であることは今や常識である.
 すなわちプーチンは現代に甦ったスターリンである.
 そして欧州の左翼にとって反スターリン主義は,DNAに刻まれた党派性の根幹である.
 ドイツの緑の党が《ウクライナに重火器も含む武器支援を!》と主張するのは,左翼としての正義であり自己証明なのである.
 どこをどう捻じ曲げれば《全員がいきなり「右向け右」 》となるのか.全くの逆だ.ああ恥ずかしい.
 
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ウクライナに自由と光あれ
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(国旗画像は著作権者来夢来人さんの御好意により
ウクライナ国旗のフリー素材から拝借した)


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