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2022年5月22日 (日)

弁護士の論理

 日刊ゲンダイDIGITAL《4630万円誤送金問題で24歳男性の個人情報を公開 阿武町の対応は正しいのか【「表と裏」の法律知識】》[掲載日 2022年5月22日 06:30] に,髙橋裕樹という弁護士が反社会的なことを書いている.
 
そもそも今回のオソマツな誤送金の原因は、ほかでもない町の職員の凡ミスです。
 
 現在までに明らかになった重要なことは,高橋弁護士が言うところの《町の職員の凡ミス》をした人物は採用したばかりの新人職員であるが,新人に誤送金の方法を指示したのは出納担当の某ベテラン職員であるということだ.
 しかも,某ベテラン職員が新人に指示したのは,既に対象となる全町民に振込済であるにもかかわらず,新たに振込依頼書を紙にプリントして銀行に提出するという,通常とは異なるイレギュラーなことだった.
 すなわちこれは新人に対して,おそらく悪意をもって意図的に行われたこと (新人に対して実務を教えずに「やれ」とだけいう種類の,よくあるイジメか?) であり,《凡ミス》ではない.(通常の方法は,紙の書類ではなくフロッピーディスクを用いて行うのだが,これはニュースで繰り返し報道されている) 
 しかも,しかも,紙に振込依頼書を印刷して銀行に提出する際,その振込依頼書を添えて町長に提出されるはずの稟議書に,町長決済印を押したか否かを,阿武町町長は明らかにしていない.
 決済印が押されていれば,すべての責任は町長にある.
 決済印がなければ,秘密裏に紙の振込依頼書を新人に作成させて銀行に提出させた某ベテラン職員の行為は背任である.
 メディアは,この事件の報道にあたって,田口容疑者の犯行とは別に,阿武町町長や職員に背任行為があったかどうか,役場の責任を追及すべきである.
 稟議書と決済印の問題は警察が調べているだろうが,新聞記者やテレビのコメンテーターは,会社や役所の事務作業に疎いから,誰も稟議書と決済印のことに触れていないのが情けない.
 いずれにせよ高橋弁護士の言い分《そもそも……》は,イジメ事件において「そもそも,悪いのはイジメた子供 (加害者) ではなく,イジメを誘発した子供 (被害者) が悪い」という論理と同じだ.「加害者は悪いが,そもそもは被害者の落ち度が原因だ」は,犯罪者の罪を減じるための弁護士の論理であり,善意の一般日本国民の神経を逆なでするものである.阿武町役場に事件の原因があるとしても,田口容疑者の悪質さは,決して減じられてはならない.この二つを一緒くたに論じてはいけない.
 
阿武町としては、男性に関する情報提供や、資産流用状況を把握する目的で個人情報を明らかにしたのかもしれません。しかし、殺人など凶悪犯罪の逃亡犯とは違います。インターネットを利用して全国に指名手配犯のように公開するまでの必要性はないでしょう。
 
 凶悪犯罪の逃亡犯以外は氏名を公表してはいけないという高橋弁護士の理屈が,一般国民には理解できない.
 高橋弁護士の理屈に従えば,警察は逮捕せずに,任意の取り調べで捜査を行うべきだということになる.
 
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ウクライナに自由と光あれ
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(国旗画像は著作権者来夢来人さんの御好意により
ウクライナ国旗のフリー素材から拝借した)


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