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2022年4月30日 (土)

スタバはビビった

 静岡市は,古くは駿府といい,徳川家康ゆかりの地である.県内最大面積を誇り,北は南アルプスに接し,南は駿河湾を望む.
 気候温暖な住みやすい土地柄で,市民は裕福であると言われている.
 市街地に高層マンションがないのが異様であるが,市民は「人間というのは一戸建てに住むもんだ」と言っている.
 市民は方言を話すが,他の地方の人に「それって静岡の方言だよ」と言われるとカルチャー・ショックを受けるのがお約束である.
 例えば,ガラスや陶器の「ひび」を静岡県中部では「いみり」という.私はある本を読んでいたら「いみり」と書かれていたので,著者の出身地を調べたら静岡市だったことがある.その著者はまさか「いみり」が静岡方言だとは思ってもいなかったのであろう.
 その他に「黄色い」を「黄いない」,「真っ赤な」を「真っかい」などと,全国的に見て珍しい方言がある.
 市民の気質は保守的で,静岡県西部の人たちが進取の気風に富むといわれているのと対照的である.
 で,そういう土地に私はかつて長いこと住んでいた.
 私がまだ二十代の頃,静岡市の中心街である呉服町商店街に,某大手コンビニが開店しようとした.
 呉服町商店街はこぞって反対運動を展開した.
 商店街の圧力を無視したコンビニのオーナーは強引に開店にこぎつけたが,それでどうなったか.
 立ち上がった商店主たちは,投石して打ちこわしの挙に出たのである.これでさらに略奪が行われればアメリカナイズされた暴動であるが,さすがにそこまではやらなかった.
 日曜日に打ちこわし跡を見に行った私は,静岡ってすごいところだなあ,と思った.
 
 そんなことを思い出したのは,静岡市街にスターバックスが出店しようとしたのだが,市民の反対で断念したとの報道があったからである.
 SBS NEWS《「公園でラテ飲みたかった」「悪者扱いは残念」SNSでも賛否両論…城北公園「スタバ」出店断念騒動 静岡市長「来てもらうよう粘り強く交渉を」(静岡県)》[掲載日 2022年4月29日 13:15] から下に引用する.
 
今週はひとつの出来事に大きな反応がありました。「住民」「城北」「公園」「出店」「断念」といった言葉がが大きく表示されています。スターバックスが静岡市の城北公園への出店を断念したというニュースです。
 静岡市は民間企業と連携して、城北公園にスターバックスの設置を計画していましたが、「市民参画の手続きをせずに計画を進めている」と一部の地元住民が反発。そこでスターバックスは今週火曜日、「店が地域や周辺住民をつなぐ場としての役割を果たせない」などとして出店の断念を発表しました。
 
 この城北公園はなかなかよいところで,もしスタバができたら若い人たちは大歓迎だろう.
 このニュースには動画があるので見ると,反対運動は年輩者がやっているようだ.
 昨今の年寄りのやることはこわいから,不買運動なんぞやられたら,現在既に市内にある八店舗が大きなダメージを受ける.
 そうスタバが考えて出店断念したのはよく理解できる.
 いまさら反対運動側の人が《私たちが立ち上がったためにスターバックスが無くなった。私たちが悪者だみたいな意見をもらうこともあるけど、そこは非常に残念》と言ってももう遅いわね.いかにも静岡市民的だなあ.
 
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ウクライナに自由と光あれ
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(国旗画像は著作権者来夢来人さんの御好意により
ウクライナ国旗のフリー素材から拝借した)


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