« 虹の橋を渡る準備 | トップページ | 嘘吐き対談 [初稿に追記した] »

2022年3月 2日 (水)

風が吹き渡る風景

 去年まで,私は目的別に三台のPCを使い分けていたのだが,今は音楽用のPCと,文章書きとフォトレタッチ用のPCの二台だ.
 音楽用といっても,ちょっといいアンプを繋いで,文章書きなどの作業時にBGMをかけているだけである.
 つまりいつも,百曲くらいお気に入りを収めたライブラリばかり聴いている.
 そのうち,コレクションの全体像を忘れてしまったので,音楽ファイルのフォルダをざーっとおさらいしてみた.
 
 すると,さだまさし の初期のアルバム『風見鶏』がフォルダに入っているのを発見wした.
 懐かしいなあ,と聴いてみたら,なんだかとてもいい.
 特に「桃花源」を,暫くしみじみと聴き入った.そしてこの歌をBGMのライブラリに登録し,今日はこればかりをリピートして一日中聴いている.
 YouTubeには,古い録音と,CD『風見鶏』に収録されたリマスターver.,そして《さだまさしオフィシャルYouTubeチャンネル》の『さだ丼』に収録されているものがアップされている.
 私のライブラリのそれは,さだが若かったころの美声をそのままに映している《さだまさし - 桃花源》[登録 2021年7月6] と同じ録音だ.
 さて,「桃花源」の詞は,実った稲穂の上を風が吹き渡る日本の原風景を歌い上げているが,私は実は,この作品の曲想にアメリカ的なものを感じる.
 アメリカ的なものとは,風がさやさやと吹き渡る大草原の風景である.それは例えばペギー葉山の「峠の我が家」に歌われている牧場である.
 私が「桃花源」に魅かれるのは,小学校時代に地元の少年合唱団に属し,一番好きな歌が「峠の我が家」だった思い出に繋がるからかも知れない.

|

« 虹の橋を渡る準備 | トップページ | 嘘吐き対談 [初稿に追記した] »

続・晴耕雨読」カテゴリの記事