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2022年3月12日 (土)

宅配ピザは困難に直面するだろう

 朝日新聞DIGITAL《ご飯食べてほしいけど…」 小麦高騰で、金子農水相》[掲載日 2022年3月11日 17:00] から下に引用する.
 
農水省は、国が輸入した小麦を民間業者に売り渡す価格を4月に約17%引き上げる方針で、夏ごろからパンや麺類などの値上げが広がる見通しだ。一方、コメは余って値下がり傾向が続いており、主食の需要の一部が小麦からコメに移るとの見方もある。
 会見の最後でそうした見方について問われると、「主食のコメは食べてもらいたいが、小麦やパンの業界の人たちもいる。値上げの時にコメをコメをというわけもいかないでしょ。感情的な問題もあるだろうし。消費者にそれぞれで判断していただくことになる」と話し、小麦の関連業界に配慮する姿勢をみせた。
 
 金子農水相の談話は妥当だろう.
 日本の食品産業における小麦関連分野の裾野は極めて大きく,既に始まっている小麦加工食品と食材の値上げは個別家庭の経済に大打撃を与えるが,これは需給バランスをとるために必要な値上げである.
 小麦製品の値上げに耐えられる家庭はそのままでいいし,家計的に厳しければ主食の軸足を米に移せばいい.
 供給サイドとしては,パンや麺類の業界は需給バランスがとれるまで値上げすればいい.
 ただ問題は,米による代替消費に移行できない一部の末端製品分野が存在することだ.具体的にはピザとパスタである.
 食シーンの演出や他店に卓越する味を提供することで個別のレストランは乗り切ろうとするだろうが,それができない宅配ピザ業界は苦境に立たされることになる.
 宅配ピザ業界は,固定店舗との価格競争に押されて,ただでさえ「二枚買えば一枚はタダ」状態に陥っているから値上げもできない.このウクライナの危機のために業界再編は避けがたい.
 
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ウクライナに自由と光あれ
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(国旗画像は著作権者来夢来人さんの御好意により
ウクライナ国旗のフリー素材から拝借した)

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