« 国民生活の逼迫 | トップページ | 今の映画ではみられない演出 »

2022年2月 5日 (土)

一般的な血圧計は

 介護ポストセブン《70才以上の女性の過半数が血圧の薬を服用しているが本当に必要か?血圧測定の誤りを医師が指摘》[掲載日 2022年2月5日 07:00/元々の記事は女性セブン2022年1月20・27日号] を読んで私は首をひねった.
 
しかし、できるだけ薬を使わない高血圧治療を実施し、全国から患者が殺到する坂東ハートクリニックで院長を務める坂東正章さんは、この状況に疑問を投げかける。
「そもそも、血圧の測定方法に誤りがあるケースが多く、そのせいで必要ない量の薬を処方される患者は後を絶ちません。
 病院で測定すると環境の変化や緊張から血圧値が高く出るうえ、多くの病院で使用されている挿入式血圧計は、通常の上腕式血圧計と比較して高い値が出るため、高血圧の診断は家庭で測った血圧値で行うのが正しい。》(引用文中の文字の着色は当ブログの筆者が行った)
 
 上の記述は本当だろうか.
「挿入式血圧計」は操作が一人でできて簡単なため,例えば薬局や市役所の窓口待合室とか,スポーツジムとかに設置されているのがほとんどではないか.
 坂東院長の説とは異なり,多くの病院で医師が血圧を測定する際に使用するのは,挿入式ではなく「上腕巻き付け式血圧計」ではないか.
 というのは,私は会社員時代に,長年にわたり定期健康診断を毎年受けてきたが,挿入式で測定されたことは一度もないからである.人間ドックでも同じだ.
 また何度か大き目の病院に入院した経験があり,その際,決まった時刻に看護師さんが病室に来て血圧やその他のバイタルを測定してくれる が,挿入式の血圧計で測定されたことはない.
 このことから,坂東院長の「多くの病院で挿入式血圧計が使用されている」という主張は信用できない.
 また,坂東ハートクリニックでは,患者を診察する際には血圧を測定せず,坂東院長の言によると《家庭で測った血圧値》で診断するという.私の経験では,それは普通のクリニックではないし,坂東クリニックを受診するには,患者は自前で上腕式血圧計を購入して自宅で血圧測定しなければいけないことになる.
 普通ではないことをする医師の説明を記事にするのはいかがなものか.
 引用した記事の元ネタは女性セブンだから,読んで信用する人は少ないとは思うが.

|

« 国民生活の逼迫 | トップページ | 今の映画ではみられない演出 »

新・雑事雑感」カテゴリの記事