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2022年2月23日 (水)

結局ウクライナはロシアに併合されるのだろう

 先日の土曜日のテレビ朝日《中居正広のニュースな会 緊張が続くロシアとウクライナ“そもそも"解説》に,長く日本に在住しているロシア人青年と,やはり在日経験の長い若いウクライナ人女性が出演して,現在のウクライナ情勢についてコメントをした.ウクライナ人女性は両親がロシア人で,ウクライナ政府と親ロシア派武装勢力が戦闘を続けている東部ウクライナ出身.本人も親ロシアである.
 私なんぞは日本のメディアが伝えるウクライナ情勢しか知らないのであるが,コメンテーターのお二人は,現地のロシア語とウクライナ語の報道も得ているわけだ.
 その二人が共に,プーチンの主張を信頼していることに私は軽いショックを受けた.
 プーチンの主張とは,ロシアはウクライナを併合するつもりはない,ということだ.
 しかし昨日,プーチンは,親ロシア勢力の独立を一方的に承認し,これまでのウクライナ東部地域にロシア軍の派兵を可能とする状況を作った.
 日本人の目 (日本のメディアの報道) からすると,ロシアはクリミア半島の強奪に続いて東部ウクライナを併合する気だと観測するしかない.
 だがこのロシアの侵略行為は,上記のロシア人青年や親ロシア女性から見れば,ウクライナ政府の暴政から親ロシア派の人々を救出する行動だとしか思われないんだろうなあ.プーチンがそう言っているからだ.
 仮にロシア軍とベラルーシ軍の大部隊がウクライナに南下侵犯しても,きっと彼ら二人はプーチンを支持するに違いない.
 指導者が他国に対する侵略戦争を始めるには,自国民の支持が必要だ.プーチンはそれに成功しているということだろう.
 と言うのが,私の率直かつ国際情勢オンチな意見だが,FORBES《沈黙を警戒せよ 虚実交えた米ロの情報戦争》[掲載日 2022年2月22日 17:30] はプロの見解であり,大いに参考になった.
 欧米諸国はロシアと戦争するつもりはなく,経済制裁に限定してロシアのウクライナ侵略に対抗しようとしている.
 だがロシアを経済制裁すれば,西側諸国も大打撃 (天然ガスの件) を受ける.痛み分けになるのであれば,どう見ても情勢はロシアに傾いているように私には思われる.
 北京オリンピックの最中には,ロシアは侵略を控えていた.これは,ロシア支持を明らかにして欲しいという,プーチンから習近平へのメーセージだろう.
 それにしても,どうして独裁者というものは領土拡張に熱意を燃やすのだろう.もし中国がロシアを支援するとすれば,台湾侵略がその最強手段となる.そうならなければいいのだが.
 プーチンの願いは自分の時代に旧ソ連邦をすべて併合して大ロシア帝国を再建することであるし,習近平の目的は漢帝国の再現だ.
 いずれも,日本を含めて西側諸国に対する武力行使をためらわないだろう.
 私たち日本人は誰でも,ベルリンの壁が崩壊した時,これから世界は平和に向かって行くのだという明るい希望を持っただろう.
 それが,プーチンがすべてを巻き戻し,習近平はその陰で漁夫の利を得ようと虎視眈々だ.
 こんな世界が来るなんて,誰が想像しただろう.
 
 ついでに書くと,報道でプーチンを観ていると,いかにもロシアの政治家だなあと思う.
 プーチンの特技は政敵を毒殺することだ.これはほんとに前世紀のロシア的で.まるで007の世界だ.
 これに対する習近平は,いかにも中国の政治家だ.
 女性テニス選手と不適切な関係を結んだ人物を政治的に,かつ社会的に抹殺し,その女性選手には破格の待遇を与えて,万事丸く何事もなかったようにしてしまった.女性選手もこの望外の結果に満足しているだろう.もう若くはないし,いつまでも球をおっかけているわけにはいかないから.(参考資料;遠藤誉《女子テニス選手と張高麗元副総理との真相―習近平にとって深刻な理由》)
 習近平は,抹殺はするが毒殺はしない.よかったよかった.ヾ(--;)
 
[追記 2022/9/8]
 後で知ったのであるが,上の記事に登場するロシア人青年の名は小原ブラスである.小原は《中居正広のニュースな会》に出演中はプーチンを絶賛していたが,後になって,ロシア兵によるウクライナ一般人の虐殺が明るみに出ると,掌を返してプーチンを支持することをやめた.

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