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2022年1月14日 (金)

歴史探偵の時代考証無視

 NHK《歴史探偵》の《武士の都・鎌倉》(初回放送日: 2022年1月12日) を観た.
 鎌倉は陋屋から歩いて行けるところなので,タイトルに鎌倉とあると,何か目新しいことはないかと,つい観てしまう.
 今回の放送は番宣に《「鎌倉殿の13人」の舞台、鎌倉。武士の都、誕生の秘密を徹底調査。町への侵入ルートに設けられた恐るべきワナとは!?鎌倉を知れば、大河ドラマが何倍も面白くなる!》とある.
 大河ドラマの劣化というか,鎌倉時代の話なのに《13人》というアラビア数字が出てくるのは,脚本の三谷幸喜が「時代考証は無視して書きます」という宣言をしたわけで,とてもとても大人の鑑賞に堪えるドラマではない.
 
 それはそれとして,一昨日の《歴史探偵》はどうだろう.
 探偵社の所長役 (社長ではなく何故か所長) の佐藤二郎は比企能員役で大河にも出ているので,渡邊佐和子アナにその話を振られた時に「比企能員は,頼朝の乳母の……」と言った.
 問題は,佐藤二郎は《乳母》を「うば」と言ったことだ.
 周知のように,「乳母」は平安時代には「めのと」と読んだのであるが,次第に「うば」とも読まれるようになり,江戸時代以降は「うば」と読むのが主になった.
 では鎌倉時代はどうかというと,「めのと」と読めば間違いない.これは大学受験に必要な基礎知識だ.
鎌倉殿の13人》に引きずられて,《歴史探偵》が時代考証を無視してどうするのか.w

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