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2022年1月 2日 (日)

鼻から茶を飲む

 まいどなニュース《新型コロナ、日本人の「ファクターX」は緑茶? 茶カテキンがウイルス感染予防、不活化に効果という論文も》[掲載日 2021年12月31日 07:30] は,抱腹絶倒だった.
 
日本でコロナ感染者・死亡者が少ない理由は分かっていません。BCGという説もありましたが、京都大の山中先生は「ファクターX」と呼んでおられます。要は「よく分からん」と言うことです。最新の論文で、日本人の約6割にある白血球の型「HLA-A24」がファクターXかもしれないという報告がありましたが、それだけではないでしょう。韓国は人種も食生活も衛生状態も日本とかなり近いので、コロナに関しても同じような結果がでるはずですが、実際にはまったく違います。では韓国にあって日本にないもの。それは「緑茶」です。
 日本人は緑茶をよく飲みますが、韓国人はほとんど飲みません。緑茶による新型コロナウイルスの不活化効果や、茶カテキンがウイルスの感染予防、不活化に効果があるという論文が相次いで発表されています。茶カテキンがウイルスのスパイク蛋白に結合し細胞への感染力を低下させ、ウイルスそのものに対しても不活化が認められたそうです。ただしその論文で使用した新型コロナウイルスは変異株ではないウイルスで、オミクロン株などの変異種に対する効果は不明ですが、ファクターXの正体は「緑茶」ではないか、というのが私がたどり着いた結論です。
 
 馬鹿の考え休むに似たりとは,まさに《ファクターXの正体は「緑茶」ではないか、というのが私がたどり着いた結論です》のことだ.
 勝手に妄想して結論してなさい.
 というのは,茶のカテキンが新型コロナウイルスのスパイクたんぱく質に結合するのは確かめられた事実であるが,しかしこれはファクターXではありえないからである.
 
 新型コロナウイルスは,まず鼻腔あるいは口腔表面の粘膜細胞から侵入する.
 ある人が,たまたま感染者の近くにいたために,その感染者が放出した飛沫を鼻の穴から吸い込んでしまったとする.
 すると「たまたまこのタイミングでその人は,鼻の穴からお茶を飲む w ので感染を免れている」というのが,松本浩彦・松本クリニック院長の主張である.
 私は,鼻から茶を飲んだり,茶で鼻うがいをする人を見たことがない.感染回避のために,飛沫を吸い込んだタイミングで茶を使用して鼻うがいをしようにも,いつ飛沫を吸い込むかわからんのだから,実際の日常生活において実行は不可能だ.
 また松本院長説では「たまたま感染者から放出された飛沫を口から吸い込み,今まさにウイルスが口腔細胞に侵入しようとするそのタイミングで,日本人の多くはお茶を飲んでいるので感染を免れている」ということになるが,天文学的に低い確率だ.w
 要するにこの人は,自分が何を言っているか,わかっていないのである.

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