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2021年12月29日 (水)

言行不一致の正論

 PRESIDENT Online《「コロナ死亡の平均年齢は82歳」それでもコロナ対策をすべてに優先させたままでいいのか》[掲載日 2021年12月28日 15:15] に,中川 淳一郎が力の入った文章を寄せている.非の打ちどころのない正論である.長い文章の一部を下に引用する.
 
それなのに「とにかく命こそ大事である」「そのためには、あらゆる犠牲を払っても構わない」という考え方を徹底したばかりに、自殺者が激増してしまったとは、なんたる皮肉であろうか。しかも、自死を選択しているのは「寿命」と捉えても構わない高齢者ではなく、主に将来ある若者や働き盛りの中年層なのだから。
 
 昨年,コロナ禍がいよいよ抜き差しならぬ事態となり,政府は基本的感染対策の徹底を国民に呼びかけた.
 そのため,ほとんどの国民がマスクを着用するに至ったのだが,これに対してマスク着用反対の論を張ったのがフリーライターの中川淳一郎岩田健太郎・神戸大学医学部教授,それから批評家の木村盛世の三人だった.
 岩田教授は日テレ系放送《情報ライブ ミヤネ屋》の放送で「マスクはカネの無駄遣いだ」「私はインフルエンザ流行期の満員電車の中でも,マスクをしたことがない」と言い切って,反マスクの旗を振った.(その後,次第にこっそりとマスク有用論に移行)
 木村盛世は,最初は岩田教授と同様にマスク無用論の立場だったのだが,テレビ朝日《ビートたけしのTVタックル》の放送で,ひろゆき氏に論破され,渋々主張の一部をひっこめた.(*註)
 これに対して中川淳一郎はテレビに出ることなく,ネット上の記事で「マスクの着用は同調圧力に屈することだ」と主張した.
 そして周囲の同調圧力に容易に屈する日本人の主体性のなさを批判した.
 ところが,実は中川はそのような主張を行いつつ,自分自身は同調圧力に屈して,マスクを着用していたのである.
 ネット上では正論を述べはするが,実生活ではこっそりと言行不一致とする.これが中川淳一郎の生き方である.
 
(*註) (《マスクの感染防止効果に「エビデンスない」 木村もりよ氏・ひろゆき氏が『TVタックル』で激論 『ビートたけしのTVタックル』で、木村もりよ氏がマスクについて持論展開》[掲載日 2020年12月13日 15:45])

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