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2021年12月11日 (土)

邪魔だっ死ねっ

 共同通信《スーパー男性客切り付けで女逮捕 「掃除の邪魔でいらいら」仙台》[掲載日 2021年12月11日 18:57] に,ちょっと珍しい事件記事があった.同記事から引用する.
 
《○○容疑者は店に出入りする清掃業者の作業員で「自分が掃除していた所にいて邪魔でいらいらした。死んでも構わないと思い切り付けた」と容疑を認めている。
 逮捕容疑は11日午前5時25分ごろ、同市太白区の西友仙台長町店で、客の男性(67)の左腕付近を刃物で切り付け、殺害しようとした疑い。
 ○○容疑者は一時逃走したが、午前9時50分ごろ同署に出頭。その際、刃渡り10cm弱の折りたたみナイフを所持していた。》(引用文中では容疑者の氏名を伏字にした.理由は下記)
 
 同じ事件を報じた河北新報によると,西友仙台長町店は二十四時間営業のスーパーである.
 同スーパーは書籍コーナーがあり,そこで被害者は本を読んでいたという.
 事件は防犯カメラに撮影されており,それによると女は被害者に切りつけただけでなく消火器も投げつけた.
 この殺人未遂事件で被害者は二週間の怪我をした.
 
「掃除の邪魔でいらいらした」というのは常人の理解の範囲にあるが,そこから「死んでも構わない」には普通ではない飛躍がある.
 容疑者は三十九歳であるが,殺傷力のあるナイフを清掃の仕事中に携帯しているという人物像も謎である.
 新聞記事に捜査情報として薬物のことが書かれていないから,ドラッグ方面ではなく精神鑑定方面の事件かも知れない.
 しかし,だとすると,凶行に及んだあと逃走を続けずに,四時間後に冷静に警察に出頭したのがよくわからない.正気なのかも.
 こういうC級ニュースは,一部の読者 σ(^^) の興味をそそるのだが,たぶん詳細続報はないだろう.残念である.(この凶暴な女の人相風体の映像はテレ朝のニュースで報道された.ピンクの作業服を着ている若っぽい感じである.凶器を振りかざして老人を襲う女にはとても見えない → *脚註) 
 ちなみに,新聞他のメディアは 容疑者の氏名を明らかにしているのだが,容疑者氏名をブログに書くとまずいことになる.
 詳細は略するが,私はこのブログの記事に,酔っ払い運転で起訴されたC級事件の人物の氏名を書いたことがある.わざわざあげつらったのではなく,引用した新聞記事の中にその人の氏名が書かれていたのである.
 事件の数年後,その人物から連絡があった.このブログの当該記事を削除しない場合は訴訟を起こすというのである.
 私のブログはその人の「忘れられる権利」を侵害しているとのことだった.
 その人の氏名は過去の新聞記事に書かれているから,検索すればどんな事件を起こしたか人かがわかる.だから,私のブログだけが「忘れられる権利」を侵害しているというのは筋の通らぬ言い分だと思ったが,酔っ払い運転をするようなフツーでない人に訴訟を起こされては面倒だから当該記事を削除した.(註;Wikipedia【忘れられる権利】)
 
 閑話休題
「邪魔だっ」で連想するのは,上の事件と逆の状況で,スーパー従業員の行動が客の買い物の妨げになる場合である.
 イオンやダイエー,オーケーなどの大きなスーパーでは,昼飯時になると,厨房で作ったできたての弁当や総菜が大きなワゴンにたくさん載せられて弁当惣菜コーナーに運ばれてくる.
 ワゴンを押してきた担当の従業員は,弁当類の棚の前にワゴンを置き,弁当の陳列が終わるまでその場所を占領して動かない.
 ワゴンの横や後ろに弁当を買いたそうにしている客がいても,知らぬ顔で作業をする.ワゴンを棚から少し離して置き,客が弁当を取れるようにしてやればいいと思うのだが,そういう客優先の配慮をする店員を私は見たことがない.
 棚の前をワゴンが占領して作業するのが一番作業効率がいい.所要時間が一番少ないからそうしているのだ.
 なぜそのようなことをするかと言えば,弁当の担当者の作業が時間的に一杯いっぱいだからだろう.客優先でオタオタ作業していたら厨房のほうの作業に支障をきたすのだ.
 つまり,これは担当従業員が意地悪なのではない.作業リーダーが悪いのでもない.
 結局のところ,従業員の作業全体の在り方,仕組みやマニュアルを作った店長が顧客志向でないのである.
 それ故,大きなワゴンを棚の前に置いて平然と陳列作業している邪魔な店員がいても,彼に文句を言ってはいけない.ましてや間違っても消火器を投げつけたり,スーパーで買い物する時にいつも携帯している刃渡り十センチのナイフで切りつけたりしてはならないというのが私たち来店客側の心得である.どういう心得だよ.
 
(*脚註)
 逮捕後,所轄署から外に連行されて出てきた容疑者は,衣服とマスクの着用をしており,顔全体でなく目元だけが見える状態だったが,上目遣いにテレビカメラを睨みつける目力は物凄く,逮捕後もなお,触れば斬れるかのごとき殺意を放散していた.

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