« client をクライエントと言う業界 | トップページ | 玉兎と玄兎は同じ兎か »

2021年10月 7日 (木)

年金通知書の事故

 毎日新聞《年金振込通知書、誤記載で混乱 事務所に苦情相次ぐ 愛知》[掲載日 2021年10月6日 22:27] 他の新聞が,愛知県内で発送された年金通知書に他人の情報が記載されていたと伝えた.以下,毎日新聞から引用する.
 
愛知県内の年金事務所には6日、年金振込通知書の誤記載に驚いた大勢の受給者が詰めかけ、事務所の電話も通じずに混乱が広がった。
 
 間違いの原因は,年金機構が,事務処理能力のない無能な下請け業者に年金振込通知書の印刷と発送を委託していたことである.
 年金機構自体には元々そのような事務処理能力はないので下請けにまかせるのは当然であるが,しかし業者選定において何らかの不透明な問題 (癒着など) が隠されているのではないか,それが真の原因ではないかとは容易に想像できる.
 また,事故を起こした業者に対するペナルティはどのように行われるか (委託契約の破棄など) が注目される.事故の責任を不問に付すことが容易に想像されるからである.
 年金機構は,不祥事と隠蔽と無能の殿堂である.ここで一つ一つ論ずる気力はないので,関心ある向きは検索されたい.
 どんなデタラメをやっても,国民は「またかー」としか思わない.珍しい組織ではある.
 
[追記]
 上に《事故を起こした業者に対するペナルティはどのように行われるか》と書いたが,ペナルティは課されないことが判明した.以下,朝日新聞DIGITAL《年金誤送付問題、残り約250万人分も委託業者が担当 厚労相は陳謝》[掲載日 2021年10月7日 17:50] から引用する.
 
日本年金機構で「年金振込通知書」の宛名と通知書の内容を取り違え、約97万件の誤送付が起きた問題で、後藤茂之厚生労働相は7日、「国民にご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げる」と陳謝した。一方、この問題で立憲民主党などが開いた合同ヒアリングでは、厚労省側が別の約250万件の通知書についても引き続き、取り違えをした同じ業者に委託する方針を明らかにした。
 
 下請け業者がどんなデタラメをやっても,年金機構は許すのである.


|

« client をクライエントと言う業界 | トップページ | 玉兎と玄兎は同じ兎か »

新・雑事雑感」カテゴリの記事