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2021年10月15日 (金)

茂木氏のこの能天気ぶりは ニュースを見ていないからだろう

 スポーツ報知《茂木健一郎氏、京大の霊長類研究所再編の方針に「日本と世界の学問を支えることを心から望んでやみません」》[掲載日 2021年10月15日 13:21] から引用する.
 
脳科学者の茂木健一郎氏が15日、自身のツイッターを更新。京都大霊長類研究所(愛知県犬山市)の研究費不正問題を受け、大学側が今月中にも同研究所の再編を決定する方向で調整していることを憂慮した。
 
京都大学霊長類研究所は、数々の世界的な業績をあげてきた素晴らしい研究所で、日本の霊長類学は、猿の個体識別に基づく研究を世界で初めて導入するなど、ユニークな成果を出してきています。この伝統ある学術機関が、今後も発展し、日本と世界の学問を支えることを心から望んでやみません。
 
 上の引用文は記事の地の部分であるが,下は茂木氏のツイッターから引用した.
 京大の霊長類研究所が事実上解体されるに至ったのは,直接には研究費不正問題が発覚したことが理由である.
 この研究費不正問題は,処分された教授らの研究設備設計に関する無能 (←業者に丸投げした) と,その無能を隠蔽するために行われた会計不正処理 (←長年にわたる癒着) が主な内容であり,当該教授らが私腹を肥やしたわけではない.
 
 資料:調査委員会報告《霊長類研究所における不正経理に関する調査結果について
 
 私見だが,それだけなら研究所解体以外に改革の方法はあったのではないかと思われるが,同時に論文捏造事件が発生したことが致命的だったのではないか.
 
 資料:NHK NEWS WEB《京大 霊長類研究所元教授の4論文データねつ造認定 撤回勧告》[掲載日 2021年10月15日 19:49]
 
 茂木氏は,論文の捏造が行われるような研究所が《今後も発展し、日本と世界の学問を支えることを心から望んでやみません》と書いたが,一体どういう了見か.
 論文を捏造するような教授が,日本と世界の学問を支えられるわけがないではないか.
 茂木氏は,まずこの論文不正に対する見解を明らかにしてから,霊長類研究所の発展を祈るがよい.話はそれからだ.

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