« 品質事故を起こしたチョコレートは珍しい /工事中 | トップページ | 一国のリーダーは泣かないという俗説を受け売りする人 »

2021年9月 7日 (火)

イカの輪切りのようなもの

 先日 (9/1) 放送されたフジテレビ《林修のニッポンドリル 業務スーパー&オーケー激安スーパー売上番付SP》(今日現在ではまだ無料配信中) で,首都圏に展開するディスカウンターであるオーケーストアの売上ランキングを観た.
 番組中で,オーケーストアの売れ筋弁当がいくつも紹介され,その中心価格帯は299円だという.
 確かにこれは,藤沢駅周辺のスーパーやデパート,持ち帰り弁当店のメニューに比較すると安い.
 番組中の説明によれば,オーケーストアの商品が安い理由は,無駄を省く徹底的なコストダウンの取り組みだとのことである.
 例えば,刺身の盛り合わせには,大根のツマが入っていない.
 私は刺身をスーパー等で買ってくると,ツマを食べずに捨てている.赤く汚れていたりするので,不潔感があるからだ.
 だからあれは,ないほうがありがたいし,その分だけ安くなるのはリーズナブルだと思う.
 
 で,普段の買い物は駅周辺ですませているのだが,少し歩いてオーケーストアに行ってみた.
 ま,案の定というか,テレビで紹介された人気の弁当は一つもなかった.平台に並んでいるのは,食欲があまり湧かない弁当ばかりであった.
 売れ筋の人気弁当だけを作って売ればいいのに,そうしないのが不思議だ.
 目玉商品が必ずしも買えないのであれば,他の食料品がすこし安い程度で,わざわざここまで買い物に来ることもないなあ,と思ったが,手ぶらで帰るのもなんだし,肉と鮮魚を買って帰った.
 
 買ったものの一つは,スルメイカの輪切りである.
 これをサトイモと煮たものが私の好物で,そろそろスルメイカも季節が終わるから,飯のおかずにたっぷり煮ようというわけだ.
 さて,パックからスルメイカの輪切りを取り出して,私は驚いた.
 常識として,イカの下ごしらえは,胴からワタと脚を引き抜き,次に胴の中にある軟骨を引き抜く.胴を開いてから軟骨を取り去ってもいい.
 それから脚の中にあるクチバシを取り除く.
 そのように承知していたし,デパ地下や鮮魚店で売られているイカの輪切りは,そのまますぐ調理できるように下ごしらえされている.
 ところが私がオーケーストアで買ったスルメイカの輪切りは,軟骨が胴の中にある状態で輪切りにされていた.
 リング状になった胴の中に,軟骨がこまかく裁断されて入っていたのである.
 そして,クチバシは取り除かれずに,包丁で砕かれた状態で,中に入っていた.
 つまり,これはイカを下ごしらえしたものではなく,単にブツ切にしたものであった.そのため私は,軟骨とクチバシの破片を取り除かねばならなかった.
 パートさんでも,魚の捌き方を知っているならこんな雑な仕事はしない.
 アルバイトのにいちゃんがやったのだろうか.
 鮮魚の扱い方を知らない素人が,バックヤードで働いているとすると,食品衛生上の問題が出てくる.
 オーケーストアのコストダウンは,消費者のことは二の次なんだと,よくわかった.なるほどなー,こうして人件費を削減してコストダウンに回しているんだな.

|

« 品質事故を起こしたチョコレートは珍しい /工事中 | トップページ | 一国のリーダーは泣かないという俗説を受け売りする人 »

新・雑事雑感」カテゴリの記事