無能児相の平然
大阪摂津市で,三歳児が,母親の交際相手に熱湯を浴びせられて殺された事件のこと.
複数の「このままでは殺される」という情報が,摂津市の家庭児童相談課に提供されていたにもかかわらず,その甲斐なく児童は殺された.
昨日の複数のテレビ報道で,摂津市から連絡を受けた大阪府の児童相談所 (名称は「子ども家庭センター」) の管理職が「摂津市から情報連絡はあったが,一緒に何かしてくれとはいわれなかったのでそのままにした」という旨を平然と述べたのを観た.
これに関しては両者の言い分が正反対で,摂津市の担当部署は「子ども家庭センターとは情報共有していたが,子ども家庭センターにおまかせしていた」とメディアに答えている.((日テレNEWS24《3歳児死亡 児相「市から要請なし」検証へ》))
昔から児童相談所というのは児童虐待について,我関せず何もせぬ無能な役所であるとは知っているが,児相よまたか,という思いを禁じ得ない.
摂津市も児相も,共に自分たちの対応に問題はなかったと主張し,自分のところの案件ではないと,逃げる気満々である.
これを問題視した吉村府知事は行政側の対応について検証するという.この二つの役所の連中を何とかして頂きたいと心から思う.
今回の事件のように,母親にそもそも,我が子を鬼畜の殺意から守る気がない場合はどうしたらいいのだろう.
厚労省のまとめでは,児童虐待死の加害者は母親が最多であるという.
専門家によると,母親に問題がある場合は,児童を母親から切り離すのが厚労省の方針だという.
それを実行しなかった摂津市と児相に「対応に問題はなかった」はずがない.
昨日のTBS系列《ゴゴスマ》を観ていたら,古川枝里子アナウンサーが事件の概要を説明しながら嗚咽した.
私はたまらず泣いた.
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