政策は言われた通りにして権力に寄り添う
河野太郎大臣が会見を開き,自民党総裁選へ出馬すると表明 (9/10) した.その際の演説の冒頭を引用する.
《河野太郎でございます.この度の自由民主党の総裁選挙に立候補いたします.皆さんの思いや不安を受け止め,情報を皆さんと共有し,しっかりとしたメッセージを出し,皆さんと一緒にこの直面する危機を乗り越えていかなければらないと思っております.皆さんと一緒に笑い,皆さんと一緒に泣き,皆さんの思いを受け止め,皆さんに共感していただける,そんな政治を通じて人が人に寄り添うぬくもりのある社会を作っていきたいと思っております.》
引用中の文字を着色した箇所《人が人に寄り添うぬくもりのある社会を作っていきたい》は,河野大臣のお得意の台詞である.事あるごとにこれを言う.
だが,河野大臣が「寄り添う」相手は,河野大臣が気に入った相手だけである.嫌いな人間は無視し,怒鳴り,恫喝する.
HUFFPOST NEWS《河野大臣、記者の質問無視して「次の質問どうぞ」4連発(ノーカット動画)》[掲載日 2018年12月11日 20:17]
YouTube《河野太郎大臣パワハラ音声 官僚に怒鳴り声「日本語わかる奴、出せよ」》
河野大臣は総裁選に立候補するに際し,これまでの主張「脱原発」を捨て去った.
自民党長老を何度も訪問し,立候補の許しを得るために,政策は長老の言う通りにしますと擦り寄った.
時事通信《河野氏、懸念払拭へ持論封印 脱原発、女系天皇―支持拡大狙い、ジレンマも》[掲載日 2021年9月11日 7:11] から引用する.
《麻生派会長の麻生太郎副総理兼財務相と連日のように対応を協議。同派幹部や安倍晋三前首相ら長老にも出馬を事前に報告し、「政策は言われた通りにします」などと伝えた。》(文字の着色強調は当ブログの筆者が行った)
河野大臣は,自らが権力に寄り添う社会を作りたいのである.
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