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2021年8月29日 (日)

想い出のワルツ

 先日放送されたNHK《ドキュメント72時間》の《昭和歌謡に引き寄せられて》を観たら,最初のほうで雪村いずみの「想い出のワルツ」(昭和二十八年=1953年にリリース) が流れた.懐かしいなあ.
 雪村いずみは終戦直後に中学を卒業して新橋のダンスホール歌手として歌手活動を開始した女性である.昭和二十七年 (1952年) のことだ.
 天才少女と世に喝采された美空ひばりのデビューが昭和二十一年 (1946年,当時ひばりは九歳) のときだから,雪村いずみはそれよりやや遅れた.
 だが彼女は,洋楽カバーに限れば,美空ひばりを圧倒する歌唱力をみせた.(美空ひばりの弱点は,英語ネイティブに近い発音ができなかったことだ)
 彼女の洋楽カバーの代表作が「想い出のワルツ」なのである.
 
「想い出のワルツ」のオリジナルはテレサ・ブリュワー (Teresa Brewer) である.この人は米国の1950年代を代表する歌手であり,早熟の才能で,言ってみればアメリカの美空ひばりである.
 今でもベスト盤CDを入手できるが,ありがたいことにYouTubeでテレサの「想い出のワルツ」を聴くことができる.また雪村いずみによるカバーも,収録CDが手に入るし,ネット上にも音源がある.
 私よりも若い世代の人はテレサ・ブリュワーを知らないかも知れないが,彼女らのオリジナルとカバーは,昭和歌謡というより終戦日本におけるポップスの記念碑である.
 もうすぐ来る秋の夜に,二人の歌唱をしみじみとお聴き頂きたい.
 
Teresa Brewer - Till I Waltz Again With You (1953)
 
想い出のワルツ(雪村いづみ)




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