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2021年7月10日 (土)

動物虐待婆 (二)

 昨日の《動物虐待婆 (一)》の続きである.
 昨日の記事には,犬をずぶ濡れにして平気な女を偶然にも映し出したNHKニュースの画面を,カメラで撮影した画像を載せた.
 下の画像は,その一部を拡大したものである.
 
20210709a
 
 上の画像の中に赤い枠で示したトートバッグは一体何か.
 時刻は早朝の五時半.災害級の豪雨が迫りくる状況下に買い物に出かけようというわけではない.
 犬の飼い主には周知のことであるが,犬の散歩には持ち物が必要なのである.
 上のトートバッグは通称「わんちゃんお散歩バッグ」あるいは「うんちセット」と呼ばれるものであり,中に「水を入れた小容量のペットボトル」が入っている.人間が散歩する時に必要なものではないから「わんちゃん」は余分だ.単に「お散歩バッグ」でよろしい.
 
 犬は散歩中にあちこちに放尿する.マーキングだ.
 犬を子犬の時から飼うのであれば,家の中に置く犬用トイレで排尿を躾けるのがよい.
 あるいは,戸建てで飼っているのであれば,散歩に出る前に自宅の庭で排尿させる.マーキング用の尿を枯渇させてしまう作戦である.
 こうした上で,散歩途中でマーキングしそうになったらリードを使って「ダメ」と合図するか,小型犬なら抱いてしまって排尿をストップさせるとよい.
 だがもしも,してしまった場合はそのままにせず,尿で濡れたところに水をかけておくのがエチケットということになっている.(「なっている」とは言うものの,犬嫌いの人は「そんなのは飼い主の自己満足だ,無意味だ,ばかだちょんだ」と批判する.まぁあたっていると思う)
 普通はペットボトルで用は足りるが,おしゃれな女性のために専用の水容器が市販されている.
 ピンクとかベージュ色した水入れを,これ見よがしに手に持っていれば「あたしって常識のあるおんななの」と無言でアピールできるのである.
 しかし犬の飼い主の中に「水をかけるなんてのは飼い主の自己満足にすぎない自己満足である」と主張する者がいる.
 例えば小泉環境大臣は,FRIDAY DIGITAL《進次郎&滝川クリステル 夜の散歩で愛犬オシッコ放置の一部始終 22時の子連れディナー一部始終》[掲載日 2020年11月27日] の写真を見ると,ある日の深夜,小泉夫妻も同行するSPも,犬の散歩に必要なものを一切手に持たずに東京渋谷区広尾の繁華な商店街を散歩し,街路樹に犬が小便かけまくるのを平然と放置した.
 これは小泉大臣は「犬が放尿したあとに水をかけるなんてのは無意味だ」と考えていて,それを実践したのであるに違いない.また環境省が大臣の行動に何も異議を申し立てないということは,環境省が犬の放尿垂れ流しを支持したことを意味している.政治家が国民に範を垂れるとはこういうことを言うのである.
 
 さて,水を入れたペットボトルは実は犬の散歩に不必要だと環境省が認めているとして,その他に,排便した場合に処置をする道具はバッグに入れておかねばならない.これは必須だ.
 具体的には,私は「うんちセット」の中に,トイレットペーパーをクルクルと巻いて四,五枚重ねに畳んだもの (葉書大) を数枚入れている.
 散歩中に,うちのトイプーが排便の姿勢をとったら,便の落下予想位置にそのトイペを置く.
 排便後に,トイペの上に落下した便をトイペで包み,小さなポリ袋に入れる.そして帰宅してから,トイペにくるんだ便を取り出して水洗トイレに流す.
 紙で包んだ便をそのままトイレに流してしまうので,この方法が一番始末がよいと思う.
 ティッシュペーパーではダメだが,トイペと同様に水で解けるように作られたワイパー等でもかまわない.
 中型犬の便は大きいので,畳んだトイペ程度では追いつかないので,水解性ワイパーがいいだろう.(例えば水解性ハンドタオル)
「犬の便は紙に包んで持ち帰り,トイレに流す」のが普通だが,犬が脱糞中はその様子を漫然と眺めていて,事が済んでからやおら,土の上や舗装道路の上や,あるいは草の上に落ちた便を拾いあげる頭の悪い飼い主がいる.
 舗装道路上の便を拾うと舗装を汚してしまう可能性があるから,場合によっては汚れを洗う必要が出てくる.
 土や草の上の便を拾うと,小さな石や草などの混入があるため,これを水洗トイレに流してはいけない.特に集合住宅ではこれを守らねば排水系に障害が発生する.
 ではその頭の悪い飼い主がよくやる方法を紹介する.
 小さいレジ袋に手を突っ込み,この状態で犬の便を掴む.そして便をしっかと握ったまま袋の手元側を持って裏返す.次にレジ袋の口を縛り,家に持って帰るのだという.
 一昨年の十一月,テレビ東京の番組《ガイアの夜明け》に出た小泉環境大臣が,取材チームの前で,この「レジ袋で犬の便を掴む」方法を身振りで演じてみせた.犬のウンチはこうするんだよ,と言ったのである.
 そのレジ袋に入れた犬の大便は結局どうすればいいのか,
 庭のある家に住んでいる場合は庭に埋めればいいが,集合住宅ではそれはできない.
 そして小泉大臣は議員会館に破格家賃の住居を確保しながら,実際には妻のマンションに住んでいると報道されている.
 こういう二重生活を議員会館は認めていない.
 だがそういう小泉大臣の姑息なルール違反はさておき,話は犬のうんちだ.
 滝川クリステルさんのマンションでは,小泉大臣が持って帰ってきた「レジ袋に入れた犬の便」は処置できないのである.
 自治体によって扱いが異なるが,東京都では,犬等の排泄物は燃えるゴミとして収集しない.トイレに流すのがルールだからである.
 どうも妙だ.
 小泉大臣は触れなかったが,「レジ袋で犬の便を掴む」方法に私は違和感を持ったので,《小泉大臣の愛犬散歩》に
 
小泉大臣はレジ袋に右手を突っ込み,そのまま糞をつかむ.次に袋を裏返すとレジ袋の中に犬のウンチ (大臣は糞をウンチと言った) が入った状態になる.それを手にぶら下げてご帰宅になるのだという.
 大臣は「はっと気が付いたが,これもプラスチックの袋だな」と語った.気が付いたのはいいが,そのあと糞入りのレジ袋をどうするのかまでは言及しなかった.
 私は,「ウンチをレジ袋でつかむ」小泉方式は環境によろしくないと思う.たまに犬の腹具合が悪かったりすると,道路の舗装を汚してしまうからで,あと始末が大変だ.舗装道路ではなく土の道だと,枯葉や小さな石粒が糞についてしまうので,帰宅してトイレに流すのがためらわれる
 
と書いた.はっきり言えば,この小泉進次郎という人は犬の散歩の正しい仕方を知らないんではないかと思ったのである.
 そうしたら案の定,去年の十一月のフライデーに,手ぶらで犬を散歩させていることが撮影されて報道された.
 小泉大臣は渋谷区広尾のおしゃれな街角で,犬が脱糞しても排尿しても知らんぷりして立ち去っているに違いないのだ.いい度胸だが,もしかすると国会議員特権なのかも知れない.例えば渋谷区が発行する「犬のうんち放置フリーパス」なんてのを持っているのだとすると,大臣批判は的外れかも知れない.
 
 小泉大臣のことはさておき,話を元に戻すと,上に掲載した画像に映っている女性が手にしているトートバッグは,間違いなく「お散歩バッグ」「うんちセット」である.買い物バッグではない.こんな早朝からやっているスーパーも,土砂降りの中で開いている朝市もあろうはずがないからである.
 
 しからば,土砂降りの中での犬の散歩に「お散歩バッグ」を携帯している女のバッグに入れてあるペットボトルの水や,紙やポリ袋には何の意味があるのか.
 実は何の役にも立たないのである.
 彼女ら (彼ら) は,免罪符として「お散歩バッグ」を持って犬の散歩にでるのだ.
 もとより飼い犬の大小便を始末する気はさらさらないのである.本当は紙もポリ袋も不必要だが,体裁上,バッグに入れてあるのだ.
 従って,土砂降りの早朝は,絶好のお散歩日和なのである.
 小便も大便も,そのままにしていれば道路の側溝に流れ落ちていく.流れていかないうんちは,そこらの棒でツンツンして側溝に落とす.
 環境大臣も含めて犬の飼い主の,十人に一人はこんなやつだ.
 犬は,人間と一緒の暮らしに適応する生き物だ.教えれば,きちんとトイレの仕方を覚える.
 だが,不心得者の飼い主は,糞便垂れ流しを犬に教えてしまう.環境大臣を含めて.
 本当はできることを,人間の都合で犬に教えない.環境大臣だろうが平民だろうが,これは虐待だと私は思うのである.

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