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2021年6月 3日 (木)

横浜市の大規模ワクチン接種は 予約困難なのにワクチンは余っている

 神奈川新聞《【新型コロナ】横浜のワクチン大規模接種 75歳以上の枠埋まらず 3日から65歳以上予約開始》[掲載日 2021年6月2日 23:23]
 
新型コロナウイルスの高齢者向けワクチン接種を巡り、横浜市が75歳以上から受け付けている横浜ハンマーヘッド(同市中区新港2丁目)での大規模接種予約数が想定を下回っていることが2日、分かった。
 65歳~74歳を対象とした約5万人分の予約受け付けを3日から始めるが、予約枠が残っている75歳以上からも引き続き予約を受け付ける。
 市は当初、75歳以上の予約枠(約4万2千人分)が6月2日までに埋まると想定していたが、実際は5月31日からの3日間で約3万6400人分(速報値)にとどまった。
 初日は電話と予約サイトで計約2万7千人分(同)を受け付けたが、2日目と3日目を電話のみにしたところ、想定には届かなかった。
 
 この記事は,大本営発表を鵜呑みにしている.
 私が数人の七十五歳以上の高齢者に訊ねたところ,全く電話が繋がらず,予約を断念したとのことである.
 今日から制限年齢を下げて六十五歳にしたが,私が七十歳の知人に聞いてみたら,やはり電話予約は通話中で全く繋がらないと言っている.
 
 要するに「予約」がネックになっているのだ.
 大規模接種開始の前から,市当局が勝手な考えで可能な接種数をウェブと電話予約の二つの「枠」に振り分け,ウェブ枠は早々に埋まってしまうが,通話は一日中繋がらないという状況が起きた. これは,電話予約では,一人の予約を確定処理するのに時間がかかるためである.これに対してウェブ予約は,圧倒的に短時間で予約手続きが終わる.(報道によると,老人たちに特有のことと思うが,予約のこと以外に色々と無関係な相談をコールセンターの人にするらしい.うちの嫁が,なんてことを言っていなければいいのだが)
 今回の大規模接種においても,全くこれと同じ現象が起きたとみられる.
 記事に《2日目と3日目を電話のみにしたところ、想定には届かなかった》とあるが,七十五歳の高齢者では,家族が横についてウェブ予約の手伝いをしたはずであり,それなのに予約を電話のみにしたのがそもそも阿呆である.アクションの方向が逆だ.
 市当局が「高齢者は電話予約しかできない」という思い込みを排して,ウェブ予約の「枠」を大幅に増やせばよかったのだ.
 同じ失敗を繰り返すのは大阿呆である.市長の頭の中が見てみたい.たぶん市長の親分である菅首相の命令で,カジノ誘致のことで頭の中は一杯なのだろう.
 
 AERAdot.《「ポンコツ過ぎる」政府配布のワクチン接種記録タブレット 使わない自治体が続出》[掲載日 2021年6月3日 9:00] も暢気な事を書いている.
 
1都3県に対象が広がった5月31日以降も、同じような状況が続く。6月2から13日の予約枠12万6千人に対し、1日夕方現在で約1万人以上の空きがあるという。
 他方で31日から一週間の市区町村別の予約状況を見ると、横浜市が7160件と、2位の川崎市1221件に大差をつけている。菅首相のお膝元、横浜市が最も恩恵を受けている形だ。防衛省関係者はこう語る。
 当日ドタキャンが相当数ある。……中略…… 他方で予約がなかなか埋まらず、一番恩恵を受けているのは菅首相の地元の横浜。『こんなところにも首相への忖度か?』など冗談交じりに語られています」》(文字の着色強調は当ブログの筆者が行った)
 
 文字を着色した箇所は事実に反する.横浜市民が,何が悲しうて菅首相に忖度せにゃいかんのであるか.超阿呆なことを書くでないわ.たわけ.
 横浜市民は,横浜ではワクチン接種の予約がとれないから,やむを得ず電車賃を払って東京の大規模接種を受けに行っているである.

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