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2021年5月19日 (水)

手打ちきしめん

 TABIZINE《“きしめん離れ”は本当なのか?「えびすや」のきしめんは、そんな噂が信じがたいほど超美味【名古屋めし】》[掲載日 2021年5月18日 12:30] が,きしめんについて書いている.
 
平たくて薄いのにコシが力強いというのがきしめんの醍醐味ですが、それは手打ちだからこそ。機械打ちでは理想的なコシを生み出すのは難しい一方で、生産性向上のために製麺機できしめんを作る店がいつしか主流に。結果的に、本来の姿のきしめんを食せる場が激減したことも“きしめん離れ”の要因のひとつと考えられるのだとか。
 
 私のきしめん体験は,二十代の青年時代 (昭和五十年代) のある日,出張で静岡から関西方面に出張した時が最初だった.
 東海道新幹線のプラットホームにある立ち食いの きしめん屋が評判だったので,乗り換えの時の待ち時間を利用して食べてみたのだ.
 食べてどうかというと「ふーんこんなものか」と思ったのが正直なところであった.
 それから数年後,名古屋で開催された学会に参加するために名古屋駅で下車し,その日の昼飯のために街中のきしめん屋に入ってみた.
 そして「手打ちのきしめんは旨いっ」と思った.
 翌日は,ついでだから山本屋本店で味噌煮込みうどんも食べてみた.
 これも旨いことは旨いが,しかし私には,きしめんのほうが,うどんとして洗練されていて好ましく思われた.
 
 コロナ禍の最中,私たち老人は家に逼塞している.
 とてものことに,感染リスクを冒してまで,きしめんを食いに名古屋に出かけるわけにはいかない.
 あと数年経てば,新型コロナウイルスの変異株で危険なタイプは,季節性インフルエンザ (世界中でA型,B型が流行を繰り返し多数の死者を出している) のように,数種類に絞られるだろう.
 このようにして私たちは,今後は新型コロナウイルス感染症が常在することを前提にして生きて行くことになる.いわゆる「ウィズ・コロナ」の時代が始まるのだ.
 しかし毎年,その年に流行するタイプの新型コロナウイルスに対するワクチンを接種すれば,重症化して死ぬのはかなり抑制されるようになると思われる.
 そうなったら,死ぬ前にもう一度名古屋に出かけて,旨いきしめんを食ってみたいものだ.

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