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2021年5月12日 (水)

日本旅行の試み /工事中

 NHK《おはよう日本》でも解説されたが,旅行代理店の日本旅行社は,同社の従来のビジネスモデルの大胆な改革に取り組んでいるという.
 原因はコロナ禍である.コロナ禍で旅行事業が極端な不振に陥り,しかもこの災厄はいつ終息するかの見通しが立っていない.
 ならば旅行事業以外の新しい途を探るしかないのだとのことだ.
 変革の規模は,従来の同社事業に携わってきた社員の過半数に及ぶというから真剣みがすごい.
 で,《おはよう日本》の中でされげなく触れられていたのが,近々に東京に設置される「大規模接種センター」事業の受託である.
 毎日新聞《大規模接種センター、日本旅行など3社に36億円で委託 防衛省》[掲載日 2021年5月11日 17:48] から引用する.短信であるため全文引用である.
 
防衛省は11日、新型コロナウイルスのワクチン接種を進めるため東京、大阪に24日開設予定の「大規模接種センター」について、看護師派遣や受け付けなどの運営業務を民間3社に計約36億8000万円で委託したと発表した。
 委託契約期間は約3カ月で、派遣会社経由で両センターに看護師を1日当たり約200人配置するための派遣費用は約7億6400万円。大手人材派遣会社「キャリア」と委託契約を結んだ。受け付けや案内、接種記録管理などの業務については、東京センターは約19億4900万円で大手旅行代理店「日本旅行」に、大阪センターの運営は約9億6700万円で「東武トップツアーズ」に委託した。
 
 製造業では従来から,ニーズのなくなったビジネスは (伝統産業などの消滅のように,それがいいことか否かはべつのこととして) 社会から退場するしかない.製造業の会社が倒れる時に,銀行は助けてくれない.国も融資はしてくれない.国は,銀行と電力会社は救済するが,一般の製造業の会社はつぶれるに任される.製造業において,会社が倒れることは産業の新陳代謝であり,産業の老朽化を防ぐことだからである.
 ではサービス産業はどうか.ここでいうサービス産業は,《日本の産業分類で第三次産業に分類される運輸・通信および電気・ガスなどの公益事業は大規模な資本設備を伴う点で他と性格を異にしている》ことから,これらをサービス産業から除いたものを指す.(《 》内は,小学館日本大百科全書<ニッポニカ>【サービス産業】から引用)
 基本的にはサービス産業でも,産業の新陳代謝は行われる.
 だが,このコロナ禍において,飲み屋は特別に保護されることが国民の目に明らかとなってしまった.
 いわゆる飲食店のうち,国民に食事を提供する店はコロナ禍において倒産から保護されて然るべきである.この種の営業は,食事を外食に頼らざるを得ない人たちにとって必須のものであり,また我が国の食文化の担い手でもあった.客単価の高い鮨屋やフレンチ,イタリアンはもとより,安いところでは牛丼店,蕎麦屋,ファミレス,街中華,ファスト・フードに至るまで,すべて私たちの食生活に欠かせないものである.
 しかるに飲食店の中には,酒の販売を利益源としている営業が存在する.その酒は,酒類製造企業が生産した製品を仕入れて,ジョッキに注いだり温めたり冷やしたり,その程度の作業で稼いでいるものが大半である.(技量の高いバーテンダーがいて存在意義のあるバーはあるが,それはごく少数である)
 これらの店はそもそも本格的な料理を提供する気がない.酒が売れればいいからである.料理は単なる飾りに過ぎない.だから業務用食材にちょっと手を加えた物しか作らないし作れない.
「高級な飲食店」の中には,厨房がないものすらある.奥の部屋で果物をカットしたり皿に乾き物を載せたりはするが,その他の料理は業者に外注している.
 さらには,酒を売るために性的サービスを付加価値としている

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