« 半可通フェミニスト | トップページ | 日本旅行の試み /工事中 »

2021年5月12日 (水)

橋下徹の本心

  スポーツ報知《内閣官房参与の高橋洋一氏が反論 感染状況「さざ波」批判に》[2021年5月10日 16:24] から冒頭箇所を引用する.
 
《内閣官房参与で経済学者の高橋洋一氏(65)=嘉悦大教授=が10日、ツイッターで日本の新型コロナウイルスの新規感染者数のグラフを「さざ波」と表現したことが「不謹慎」などと一部で批判されていることについて取材に応じ「日本はほかの国と比較し、圧倒的に感染者が少ない。五輪を中止するとなると、ほかのスポーツはどうなるのか」と述べた。》
 
 高橋洋一で私たちが思い出すのは,この男には窃盗の疑いで書類送検されたくらーい過去があるということだ.
 Wikipedia【高橋洋一】から当該タブを引用する.
 
窃盗事件
 2009年(平成21年)3月24日、髙橋は東京・練馬区の温泉施設 『豊島園 庭の湯』の更衣室ロッカーから他人所有のブルガリの腕時計、財布など約30万円相当を盗んだ現行犯で事情聴取された。所轄の警視庁・練馬警察署による逮捕はなく、3月30日、窃盗の容疑で書類送検された。東京地方検察庁は同年4月24日、自らの犯行を認めた上で反省しており、かつ「被害品はすぐに戻され、既に社会的制裁も受けている」として、髙橋の起訴猶予を決定した。
 
 高橋は,盗むつもりはなかった (これは泥棒の常套句だが) と言い訳しているので,真相は闇の中である.
 ただし,にもかかわらず,保守党幹部は高橋を経済政策の宣伝塔として重宝しており,そのため前政権でも現政権でも重要なポストに就いている.
 で,このスポーツ報知の記事は,高橋洋一が批判を浴びたのは「笑笑」ではなく「さざ波」の箇所だとしているが,他のメディアは「笑笑」が国民の神経を逆なでしたのだと,SNSの反応からそう述べている.
 私も「笑笑」だと思うが,高橋自身の理解力レベルもスポーツ報知と同じだとみえて,次のように述べている.
 
「さざ波」はもともと、医療の危機管理を専門とする木村盛世氏がメディアなどで日本の感染状況について表現したもの。高橋氏は「ツイッターでは、木村さんが言ったことを踏まえ、わざわざかぎ括弧をつけて『さざ波』と書きました。
 
 つまり自分の発言の問題点は「さざ波」だと勘違いして,「さざ波」のオリジナルは俺じゃなくて木村盛世だとなすりつけているのである.
 しかし木村盛世が高橋を上回る暴言王 (「マスクなんかは無意味だ」「コロナ治療に協力しない開業医の医院を強制閉鎖して,その医師をコロナ病棟に動員せよ」とか) なので,これは言い訳としては成功していない.
 問題はそういうことではなくて,人の生き死にに関することに「笑笑」と書いてしまう高橋の無神経さが国民は許せなかったのである.
 この男の幼稚な無神経さは,テレビで玉川徹氏が以下のエピソードを紹介していた.
 スポーツ報知《玉川徹氏、「さざ波」高橋内閣官房参与の印象明かす「大臣を差し置いてずっと話していて困ったんですよね」》[掲載日 2021年5月11日 9:42]
 
《非常に頭はいいんだと思います。知能は高いんだと思うんですけど、頭の使い方についてはどうなんだろうと、当時も思った記憶がある。その後も、いろいろな発言をされていますけど、首をかしげざるをえないような発言が結構多いですよね》
 
 ほとんどのテレビ関係者が高橋洋一を批判する中で,案の定,橋下徹が逆張りの援護射撃をした.
 
さざ波っていう表現を使ったのは失敗だと思います。いろいろな方の感情を害した言葉だと思う
ただ、彼の作ったグラフというのは明確なものであって、数字を見れば、本当に欧米からすると、日本の感染者数というのは、ものすごい低いんですよ。もちろん、中国やニュージーランド、台湾から比べると多いんですけど、世界と比べると少なくて。ヨーロッパから見ると、日本はなぜ、こんなに大騒ぎしているのっていうのが、率直な感覚だと思います
 
 橋下徹はそもそも「コロナはインフルエンザよりも危険性はない風邪にすぎないから,そんなことの対策より経済をまわすことが重要だ」が持論だったはずである.
 それがいつの間にか,テレビに出ていっちょまえに新型コロナウイルス感染症対策について論じている.なんとまあ変わり身の素早いことである.
 米国大統領選でもそうだった.あれだけトランプ支持を明確にテレビで表明していたのに,トランプ敗北について橋下は敗北の総括なしだった.
 だが,それは世を忍ぶ仮のすがた.
 橋下徹の本心は「日本はなぜ,こんなに大騒ぎしているのだ」である.それがちょっと出てしまったようだ.

|

« 半可通フェミニスト | トップページ | 日本旅行の試み /工事中 »

新・雑事雑感」カテゴリの記事