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2021年4月11日 (日)

事実を明らかにしたくない政府

 読売新聞オンライン《自治体要請ワクチン、見込みオーバーの数量…河野大臣》[掲載日 2021年4月11日 12:47] から引用する.
 
河野氏は、5月10日以降のワクチンの配送について、自治体から要請されている数量が国が見込んでいる数量を超えていると明かし、調整を急ぐ考えを示した。
 
 先月の週刊朝日が暴露した (他誌は追随しなかった) ことだが,日本政府はワクチンメーカーとの供給契約の締結に失敗し,実は接種計画が立っていないのだという.
 河野大臣は《調整を急ぐ》と言ったが,「調整」とは何かを言わない.なぜか.
 ワクチン供給契約をしてくれるメーカーを探しているのだと週刊誌メディアは伝えている.
 ワクチンは現在,わずか一社だけと契約が締結されているが,それとて「年内に供給する」という内容なのである.(これは既にいくつかのメディアが報道済みで,事実と思われる)
 集団接種の訓練ばかりやらされて,必要なワクチンが送られてこない全国各自治体が,政府に対して,供給計画を明らかにしてほしいと要請しているが,政府が (特にワクチン担当の河野大臣が) 全く秘密裏に事を運んでいるのは「ワクチンが実はありません」と言える状況にないからだというのである.
 NHKの報道によれば,高齢者よりも先に接種が始まった (とされている) 医療従事者のうち接種を受けられたのは全体の二割に過ぎない.
 医療従事者の八割が,ワクチン接種を受けられるかどうかわからないのが現状である.
 また,高齢者のワクチン接種が始まった東京八王子市は,一回目接種の予約は希望者が殺到して倍率82倍の狭き門であったし,一回目の接種を受けられる人でも,その次の二回目接種はいつになるか皆目わからないという.
 要するに,日本にはワクチンがないのである.
 だが,そんなことを言ったが最後,首相と自民党の二階幹事長が意図している GoTo トラベル再始動が不可能になる.
 首相と二階幹事長は,オリンピックはどうでもいいが,観光業界の救済はなんとしてでも実施したい.
 二階幹事長は先日のテレビで,Go To トラベルの再開について,感染拡大を恐れていては何もできないと言明したが,これはおそらくワクチンなしでも Go To トラベルをやるぞという意思表明だ.
 
 菅首相は,希望する全国民にワクチンを接種すると約束したはずだが,それはどれくらいのワクチン量を見込んでいたのか.
「国民の10%がワクチンを希望すると考えていた」といった途端に政府は潰れる.そんな接種数では焼け石に水であり,集団免疫によって感染拡大を抑制するには程遠いのである.
 首相と河野大臣はいつまで嘘を吐き通すつもりなのだろうか.記事の最後に次のようにある.
 
国産のワクチンについて、「国内で生産ができれば非常に供給は楽になる」と述べ、国として支援する必要性を指摘した。
 
 これは政府が,ワクチンの輸入を断念しつつつあることを示しているのだろう.

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