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2021年4月10日 (土)

「調理します」とは

 昨日,藤沢駅の北口にある「さいか屋」デパート地下一階で食料品を買い求めた.
 この階の一番奥には鮮魚店「魚の北辰」がある.
 何かうまそうなものはないかと見て行くと,スルメイカが安かった.
 先月あたりでは大き目のスルメイカが一パイ七百五十円だったのに,昨日はそれより少し小ぶりのやつがトレイに二ハイ入って値段は五百五十円だった.武装した数百隻の中国漁船乱獲大艦隊が日本海に出撃しなかった日の漁でとれたものかも知れない.
 しかも,この店がいつもやっているキャンペーンだが,刺身や切り身など他の商品でも,選り取り三パックで合計千五百円にするという.
 私は紅鮭切り身 (甘口,二切れ,焼いてほぐして飯に混ぜる) と鯛切り身 (二切れ,バター焼きにする) と,このスルメイカを買うことにした.
 ついでに旬のイサキの刺身と釜揚げシラスも買い物籠に入れた.
 で,次に,商品を並べてある冷蔵平棚の向こうの窓に向かってスイマセーンと声をかけた.
 アイヨッと答えて顔を出してくれた店員に「これ,輪切りにしてください」とスルメイカを渡して調理を頼んだ.イカや鯵などには「調理します」というシールがトレーに貼ってあるのだ.
 すると「10」と印字された札をくれた.調理が済んで「10番のかた~」と呼ばれたら調理された品を受け取るシステムである.
 数分後に調理済のスルメイカを受け取った私はレジで精算し,家に帰った.
 
 さてスルメイカを煮ようと,パックのラップを取り除いて「アレ?」と私は首を傾げた.
 件のイカは,ワタを取ってはあるが,胴体と脚の二つになっているだけであった.
 先月に買った時は輪切りにしてくれたのに,おかしいなあ?
 と思ったが,もしかするとこれは,輪切りにするための下ごしらえなのかも知れぬと思った.
 一口に「輪切りにしたイカを煮る」といっても,イカの身を切る幅,好みの食べやすさは人により好き好きがあるかも知れない.
 つまりこれは「ワタを取っておきましたから,あとはどうぞ好きなように輪切りにしてください」ということか.
 どっちが親切なのか,諸兄はどうおもわれるだろうか.
 私は輪切り済みのほうがありがたいが.

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