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2021年5月 1日 (土)

甘い塩漬けキャベツ

 冷蔵庫に入れてある作り置き常備菜が底をつき,野菜室も隙間が多くなってきたので,買い物にでかけた.
 まず駅北口にあるダイエー藤沢店で,袋入りのキャベツの浅漬けを買い物かごに放り込んだ.パッケージの表に「国産野菜使用 初夏キャベツ 季節限定 しそ風味」とあり,製造者は西海食品株式会社 (東京都板橋区志村1-25-21) である.
 帰宅して袋を開封し,漬け液をよく絞ってから一口食べてみた.おや?と思った.
 甘いのである.
 不審に思って原材料表示を読んでみた.以下の通りである.西海食品の公式サイトにおける商品説明ページには,この商品は掲載されていない (なぜだ?) ので,パッケージに書かれていることを転記した.
 
名称  塩漬 (刻み)
原材料名 きゃべつ、きゅうり、にんじん、しょうが、しそ、漬け原材料 [醤油 (小麦、大豆を含む)、食塩、たん白加水分解物、酵母エキス、かつお節エキス、昆布エキス]/調味料 (アミノ酸等)、酸味料、香料、甘味料 (アセスルファムk)
 
 私見だが,テレビ番組で,「漬物は発酵食品だからカラダにいいんですよ」などと言う人がいる.
 だが,私たちがスーパーやコンビニなどで買える漬物は,実は発酵なんかしていない物が大半なのだ.
 私たちが食べている普通の漬物は,上記のキャベツの塩漬けのように,野菜を「漬け原材料」(いわゆる「浅漬けの素」だ) に漬けて調味した食品である.
 で,それはそれでいいのだが,添加物の使い方が下手な製造者がいるのだ.
 西海食品もその手の業者のようで,キャベツの塩漬けに,甘味料であるアセスルファムk を入れすぎたのだろう.
 おそらく作業員がいい加減な性格で,添加物をテキトーに計量したんじゃなかろうか.
 しかも出来上がった商品を味見もせずに出荷したのだ.出荷の係が,出荷前に試食してみれば,異様に甘いことに気が付いたはずである.
 
 そもそも,塩漬けに甘味料なんぞ入れるんじゃないよ.
 私は先日,京都大原の漬物屋さんから昔ながらの製法の柴漬けを取り寄せた.
 これがもう「これぞ乳酸発酵!」という味で,滋味深いとはこのことだと感じ入った.カラダによい発酵食品とはこういうものをいうのである.

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