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2021年2月26日 (金)

相模屋の総崩れ豆腐 w

 藤沢駅北口商店街にあるスーパーのダイエー藤沢店で,先日,豆腐を買った.相模屋の「国産大豆 鍋用とうふ 400g」という商品である.
 
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 昨日,冷蔵庫の中を点検したら,この豆腐の賞味期限が昨日 (2/25;画像参照) だった.
 ちょうど買ったばかりのナメコがあったので,ナメコとこの豆腐で味噌汁をこしらえることにした.
 作り方は特になんということもない.
 鍋にナメコ (小袋包装のもの) を二袋入れて「具だくさんの味噌汁」になる程度の水を張る.
 ガスに火を着けて煮立ったら,いつもの目分量の八丁味噌 (ピンポン玉より少し大きい程度) を加えて溶かす.
 火を止めて,ここに豆腐を投入する.
 あ,いま思いついたが,豆乳鍋のレシピに「ここで豆乳を投入する」と語呂よく書きたいものだ.
 で,相模屋の豆腐の容器の上面に貼ってあるシートをはがし,左の掌の上で逆さまにした.普通のやり方だが,掌の上で豆腐を賽の目に切ろうとしたのである.
 ところが,その豆腐は掌の上で形を保つことができず,ぐずぐずっと崩れて下に落ちてしまった.
 運よくこの操作をするとき,まな板の上の方でやっていたので,崩れた豆腐はまな板の上に落ちてとどまった.これがシンクの上の方であったなら,回収不能となるところだった.
 私は幼少のみぎりより今に至るまで豆腐を食い続けてきたが,このような豆腐は初めて見た.
 絹ごし豆腐でも,掌から流れ落ちるなんてことはない.不定形という点では「おぼろ豆腐」に近いが,もっと軟らかい.プッチンプリンの方が遥かに硬い.
 この予測しなかった事態に私は狼狽しつつも,まな板の上の,掌に乗せる直前までは豆腐のように見えたものを,少しずつスプーンで回収して鍋に入れたのであった.
 
 とにかくこの豆腐は,包丁で切り分けることができないのだ.
 可能な食べ方は,四角いパックに入ったままのものをスプーンですくって食べることだ.
 ただし,これが正常な品質なんだろうか,という疑問がある.
 もしかしたら製造工程の事故で凝固剤が不足したのではないか.
 そういう品質事故はあり得ることだが,しかしそれは出荷前の検査でわかることである.
 ということは,逆に言うと,相模屋という豆腐屋は出荷前に品質チェックをしていないということがわかる.
 すごい会社があったものだ.
 ついでに言うと,この「国産大豆 鍋用とうふ」は,相模屋の豆腐商品一覧ページに掲載されていない.
 豆腐の品質もいい加減だが,公式サイトの品質もいい加減なのであった.
 もう一つ.パッケージのフィルムには《煮くずれしにくいおとうふです》と書かれている.煮崩れ前に,既に崩れているのだから,そりゃ当然だわなあ,としみじみと感じ入ったことである.
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