棄民政治/ワクチンを予約するために役所に詰めかける老人たち
既に報道されているように,新型コロナウイルス感染症のワクチンは予約申し込みが必要である.
これについて今朝のNHK《おはよう日本》で報道されて知ったのだが,その予約の方法については政府は自治体に丸投げするのだという.
一部の自治体は電話予約のみにするというが,多くはスマホのアプリで申し込むことになる.
問題は,そのアプリが自治体によって統一仕様ではないことだ.富士通ほか,いくつかの業者が独自の仕様でアプリを作ったという.
重症化して死亡するリスクの高い七十歳以上の高齢者には,まだガラケーのユーザーがかなり存在する.
政府は,そういう老人たちを最初から置き去りにするつもりのようだ.
例えばある高齢者が,ワクチンを接種したいので急遽スマホを購入したとする.
しかし予約申し込みをする方法がわからないから,遠くに住んでいる子や孫に電話で質問したとしても,自治体が異なるから,彼らは祖父母に教えたくても教えることができないのである.もちろん子や孫は代理で申し込むことはできない.
従ってその高齢者がワクチンの予約をしようとする場合は,自ら市役所や区役所に出かけて,スマホ予約のやり方を窓口で教えてもらわねばならないのである.当然,窓口の前の待合室には三密が発生する.
これは,昨年の十万円給付の時に,役所の窓口の前で発生した大きな三密と同じことがまた起きるということだ.
かつて防衛大臣として無能をさらけ出したあの河野大臣がワクチン担当になった当初から,接種開始時期について政府内で混乱が起きたが,ワクチン接種の予約方法でも全国で混乱が必定のようである.無論,混乱しても大暗愚宰相菅義偉は我関せずであろう.
それと,ファイザー社のワクチンは,バイアル (薬品用の小容量容器) 一本に六人分のワクチンが封入されているのだが,実際には五人分しか注射器で採ることができなかったという問題はどうなったのだ.(NHK《ファイザーのワクチン 接種6回の予定も採取は5回分のみ 厚労省》)
これについては政府は国民に何も説明していない.河野大臣は知らん顔である.河野家三代目のボンボンがこれほど無能だとは思わなかった.
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