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2020年11月21日 (土)

反社会的飲み屋

 朝日新聞《マスク会食、戸惑う店と客 「ホルモン焼くと息苦しい」》[掲載日 2020年11月20 21:30] から下に一部を引用する.
 
一方で、戸惑う店も多い。新橋駅近くのホルモン焼き店の40代の男性店主は「ホルモンを焼きながらマスクを着けてたら、客は息苦しくて全く楽しめない。『飲食するな』と言っているようなものだ」と憤る。「5つの小」のような呼びかけも、「もうすぐ忘年会シーズンなのに、『飲食するな』という空気がつくられてて怖い」と漏らす。「そんなに外食してほしくないなら協力金を払って休業要請してほしい」
 
 朝日の記事は,菅首相が「静かなマスク会食」を求めたこと,小池東京都知事も「小人数」「小声」といった「5つの小(こ)」を呼びかけて会食時の感染対策を徹底して欲しいと訴えたことを伝えている.
 これに対して,新橋のホルモン焼屋の主が放言したのが上の引用箇所である.
 テレビでも,これに類する飲食店 (実態は飲み屋である) 側の言い分が報道されている.
 国民都民が汗水出して働いて納めた血税を,このおやじは「休業してやるからカネを払え」というのだ.
 何様のつもりか.
 収入は労働の対価である.働かないことの対価ではありえないのである.
 このホルモン屋のおやじは,飲み屋という自分の生業が,日本人には本当は不必要なものだとの自覚がないのである.
 本当に私たちの食生活で必要なのは,酒を出す店ではない.私たちに必要なのは,夫婦が二人で頑張っている蕎麦屋とか,ファミレスとか,腕の確かな料理人のいるレストラン,あるいは街中華等,本来の意味での食事を提供する店である.
 社会の機能を維持するために絶対に必要とされる医療従事者や介護福祉士,スーパーの従業員等をエッセンシャル・ワーカーと呼ぶが,食糧生産を行う農業,各種製造業,インフラの維持に携わる業界,そして物流業界等で働く人々もエッセンシャル・ワーカーである.そして本来の意味での食事を提供する店も,このカテゴリに入るだろう.だからこの範疇の食事提供店には,自治体は休業を要請しない.休業要請が行われるのは飲み屋 (ホルモン屋も銀座の高級クラブも要するに飲み屋だ) である.
 飲み屋に対する休業協力金は,東京都の今年度補正予算で九百三十億円.これは追加分であり,総額はこれを超す.飲み屋を救うのに,一千億円のカネが費やされたのである.
 これほどのカネがあれば,コロナ禍で失業した生活困窮者や非正規労働者がいかほど救われるか.どれだけの学生が学業を諦めずに済むか.
 行政は,飲み屋に休業手当をだしてはならない.行政不協力では悪名高いパチンコ屋と同じだ.元々が社会に寄生している体質である飲み屋という業界は,上の記事のホルモン屋のおやじのように,カネを出せば増長するだけである.
 暴力団の活動に休業要請はされない.取り締まりが行われる.
 新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止対策を行わない飲み屋は,反社会的勢力である.反社会的勢力は厳しく取り締まられるべきである.

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