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2020年11月29日 (日)

犯罪者のセリフ

 先々週放送のフジテレビ《坂上どうぶつ王国》で,番組冒頭に流された映像がショッキングだった.(《坂上忍が保護猫の引き取りを決意も、立ちはだかる壁…感動ドキュメント》[掲載日 2020年11月19日])
 千葉県にあるショッピングモールの防犯カメラに,二匹の子猫が捨てられる瞬間がとらえられていたのである.猫が捨てられたのは,ビルの中にある保護猫カフェの前の物陰であった.
 それほど若くはないと見られる女が,何食わぬ様子でケージを持って猫カフェの前まで歩いてきて,突然ケージを置き去りにするとサッと走り去ったのである.
 この映像をみたレギュラー出演者の片平なぎささんは,あまりのことに泣いてしまった.
 
 動物保護団体によると,最近,犬や猫を捨てる者が激増しているという.背景にはコロナ禍があるらしい.
 勤務先の会社がリモートワークになり,「おうち時間」を持て余した馬鹿者が「それじゃあネコでも飼うか」とペットショップで猫を買ってきたのはいいが,感染拡大の第二波が過ぎてリモートワークが解除され,出勤することになったので世話をすることができなくなり,それで猫を捨てるらしい.犬も同様.
 こんな状況下,日本動物愛護協会の意見広告《優しそうに聞こえても、これは、犯罪者のセリフです》が話題になっている.
 私は常々思っているのだが,猫と違って犬には登録制度がある(*脚註) のだから,飼い主には定期的に行政に対する飼育状況報告を義務付けたらどうか.もし飼育している犬が死亡した場合は,獣医に死亡診断書を発行してもらって届け出ることを義務付ける.そしてこの義務履行を怠った飼い主には厳しい罰金を科すのだ.
 動物愛護管理法は環境省の所管だが,大臣は全く存在感がない.《優しそうに聞こえても……》だって,そもそも国が意見広告をするべきではないかと思う.
 
(*脚註) 猫の場合は放し飼いの外猫,地域猫,野良猫など,飼育されているとは言い難い状況が多く,登録制度の実現が困難である.そして登録制度がないのをいいことに,島中に猫を繁殖させ,これを観光資源にしている村なども動物虐待犯の匂いがする.
    虐待のついでに言うと,この上ない動物虐待である多頭飼育崩壊を発生させた飼い主には,犯罪者として実刑をもって臨むべきであると私は考えている.
 
(関連情報) NEWSポストセブン《ペットショップの「コロナ特需」と売れ残った動物たちの末路》[掲載日 2020年11月29日 16:05]

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