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2020年9月29日 (火)

秋のおいしいもの

 昨日,藤沢駅近くにある ダイエー 某スーパーへ行き,数日分の食品の買い出しをしていると,果物コーナーでブドウの棚面積が増えていた.
 品種はシャインマスカットが中心だが,ピオーネと巨峰も出ていた.
 人気は,お高いけれどやはりシャインマスカットだとみえる.ただしよくみると粒に黒い点があったり小粒でもあり,あまりおいしそうには見えなかった.
 少し安いピオーネだが,薄い紫の房と,濃い紫の房が混在していた.値段は同じである.どちらにしようか迷って,結局買わなかった.
 何かそれぞれに味の特徴でもあるのかと,帰宅して調べてみたら,薄い紫の房は水っぽくてマズイらしい.要するに日光を浴びなかった出来の悪いピオーネなんだとさ.買わなくてよかったが,その某スーパーのバイヤーは,それを承知で仕入れて,おいしい房もまずい房も同じ値段で並べて売っていることになる.けしからんことだ.
 果実は,デパートなら品質はいいに決まっているが,お値段はスーパーより遥かに高い.大粒のシャインマスカット一房で,私にとっては高級なウイスキーが買えてしまう.それを考えると,まあスーパーの巨峰でいいやとなるのである.
 
 今年は夏の気象が農作物にとって好ましくない状態だったとテレビで何度も聞いた.
 特に栗が不作で,味の出来も悪いらしい.しかしそれでも栗御飯は「秋がやってきましたっ」という季節の食べ物だから炊かざるを得ない.それで,一度だけ炊くとすれば,いつにしようかなあと思っている.
 
 余談だが,欧州ではコロナ禍のためにワインのレストラン需要が大きく落ち込み,今年の収穫前には摘果して収穫量を調整せざるを得なかったという.そう今朝のNHKニュースが報じていた.
 ということは,需給バランスが崩れている輸入ワインは今,お買い得感があるのだろうか.
 先日,藤沢駅北口の クイーンズ伊勢丹 某スーパーの店頭に無名の国産ワイン (ワイナリーは秘す) が特売になっていた.フルボトル一本が八百円という大盤振る舞いだったので,赤を一本買ってきた.
 さてその日の夕飯に開けてみたら,口が曲がるほどまずかった.仕方なく半分飲んだが,これ以上はムリだと諦め,残りは流しに捨てた.四百円損した.悔しい.生産者は,あんまりまずいので特売用に出荷したのだろうか.けしからぬことである.
 

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