まずは民主活動家の身の安全を喜ぶ
朝日新聞《周庭氏と香港紙創業者が保釈 「欅坂46が頭の中に…」》[掲載日 2020年8月12日 12:12] 他の報道を知って安堵した.
《香港警察は12日未明、香港国家安全維持法(国安法)違反容疑で逮捕した香港紙「リンゴ日報」創業者の黎智英(ジミー・ライ)氏を保釈した。同じ容疑で逮捕した民主活動家の周庭(アグネス・チョウ)氏も11日深夜に保釈した。両氏は外国勢力と結託し国家の安全に危害を加えた疑いがあるとして10日に逮捕されていた。》
中国本土の民主活動家の例のように,黎智英氏と周庭氏は長期拘留されるのではないかと思っていたので,意外の感もあった.
私の知る限り,古今東西の歴史において,人道主義的な独裁者がいたためしはない.独裁者は必ず人道に悖る人非人である.
敵対者を逮捕拘束し,非道な拷問を加えるのはローマ帝国から中華人民共和国まで,独裁者の常である.
中国における民主活動家が逮捕され,長期拘留から解放された時には表情も虚ろになってしまった例を,私たちは報道映像として知っている.その背景に拷問の存在を疑わない者はいないだろう.
それゆえに今回の二人の釈放には驚いた.中国指導部において習近平の思い通りにはならない事情があったということか.
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