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2020年8月20日 (木)

袋入り麺の今昔

citrus《最強袋麺ランキングで圧倒的1位を獲得した『サッポロ一番』…だが、そもそも選択肢10商品のチョイスがおかしくないか?》[掲載日 2020/08/20 19:00] に,袋入り即席麺の人気投票結果が載っている.

1位:サッポロ一番(2279票)
  2位:うまかっちゃん(1020票)
  3位:チキンラーメン(574票)
  4位:マルちゃん正麺(430票)
  5位:明星チャルメラ(344票)
  6位:出前一丁(334票)
  7位:ラ王(246票)
  8位:昔ながらの中華そば(168票)
  9位:日清のラーメン屋さん(70票)
 10位:評判屋(20票)
 その他(287票)

 この結果に,ライターの山田ゴメスが異論を唱えているのたが,その異論が意味不明だ.
 
で、「今回は10商品を『ねとらぼ』サイドがピックアップ」した……とのことだが、隠れ袋麺マニアの私としては、この「10商品のチョイス」に少々の異論を唱えたい。
 まず、『サッポロ一番』が2位とダブルスコアの差を付けての圧勝というかたちになったが、『サッポロ一番』の「みそ」「塩」「しょうゆ」は、もはや別モノ! この3つだけで「一番どれが好きか?」なんて論争が起きるほどに、どの味も独立的で強烈な個性を放っているのだから、これらは『サッポロ一番みそラーメン』『サッポロ一番塩らーめん』『サッポロ一番しょうゆ味』に分割すべきではなかったのか? そりゃあ、3つまとめちゃったら、毎日行列ができる人気ラーメン屋の珠玉の一品でもかないっこないですよ!!
 
 そんなことをいうなら,他の袋入り麺もそれぞれシリーズ展開 (ただし「昔ながらの」はこの文言部分が冠で,この下に「中華そば」「みそラーメン」が続く) しているのだから,サッポロ一番だけスープ毎に分割せよという主張はむちゃくちゃだ.マーケティング的に意味あるアンケートでもなんでもないのだから,ああそうですか,と言っていればいいのである.
 山田ゴメスは「サッポロ一番」がぶっ千切りの人気であったことに文句をつけているが,高校生の時以来袋入り即席麺を食い続けてきた私から見て,「しょうゆ味」「みそラーメン」「塩ラーメン」に分けてもぶっ千切りであることは変わらぬと思う.
 袋入り即席麺御三家 (の冠) は「サッポロ一番」「出前一丁」「明星チャルメラ」であるが,このうち麺の質が昔と全く変わってしまっているのが何を隠しましょう「サッポロ一番」なのである.
 これに対して「出前一丁」「明星チャルメラ」の二つは昭和のノスタルジックな麺質を維持している.
 商品特性を変えるか,変えぬか.
 袋入り即席麺はマイナー商品である.市場規模は小さい.そういうもののために,商品開発に必要な経営資源を投入するかどうかは考えどころだ.だからこれはいいか悪いかではなく,企業方針だと思われる.
 昔は,「出前一丁」「明星チャルメラ」と比較すると「サッポロ一番」は鍋から丼に移しているあいだにもノビてしまった.明らかに技術力は低かった.
 それが今や,前二者よりもずっとノビにくくなっている.
 ロングラン商品でも時代によって特性を変える.それが消費者に支持されているのだろう.今のところ「サッポロ一番」が一番人気なのは当然だと思われる.





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