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2020年8月16日 (日)

想像でデッチあげを書くメディア

 マネーポストWEB《レジ袋有料化のスーパーで「無料ポリ袋ぐるぐるマン」の目撃談急増》[掲載日 2020年8月12日 16:00] から以下に引用.

レジ袋が7月から有料化された影響で、スーパーで会計後に袋詰めするための作業台に設置されている無料のポリ袋をこれまでよりも余分に持ち帰る人が増えているという。
 
 スーパーでは,レジの外にある作業台に無料のポリ袋 (ロール式) とセロテープが置かれているのは周知のこと.
 そしてこの無料ポリ袋を,トイレットペーパーのようにしてクルクルと巻き取って持ち帰る御婦人の姿も日常風景だ.
 この袋を何に使うかと言うと,これを小さなポリ袋専用ホルダー (山崎実業 ポリ袋エコホルダー タワー) にセットし,キッチンのシンク横に置いて生ゴミ入れにするのである.
 ただしどこの一般家庭にもあるであろうこのキッチンツールは,販売元の山崎実業はスーパーの無料ポリ袋を使用してくださいと言っているわけではない.これまたどこでも入手できる汎用ポリ袋 (200mm × 300mmくらいのもの) が使えるのだが,スーパーの無料ポリ袋が絶妙にフィットするので,昔から,レジ外の作業台でこの袋をクルクルと巻き取って持ち帰る人はいたのである.
 で,そういう女性 (男にそういう生活の知恵はない) が,レジ袋有料化されたために増えたという情報のソースはどこにあるのか.たぶん上の記事の記者が想像しただけである.
 なぜかというと,レジ袋と,件の無料ポリ袋は全く用途が異なる別物だからである.
 レジ袋はゴミ袋として使えるが,その無料ポリ袋の使い途はキッチンの生ゴミを入れることである.これは薄くて破れやすいので,ゴミ一般には非常に使いにくい.一般の可燃ゴミをこの無料ポリ袋に入れて,ゴミ回収場所に出してはいけない.ゴミ回収指定場所が汚れる原因になる.これは常識だ.
 だからレジ袋有料化の影響で,それよりずっと薄くて破れやすくサイズが小さい無料ポリ袋を,余分に持ち帰る オバ 女性 (同前) が増えるわけがないのである.毎日キッチンで生じる生ゴミを,まずスーパーの無料ポリ袋に入れ,匂いが出ぬよう袋の口を閉じてためておき,これをゴミ回収の日に,レジ袋か自治体指定の袋に入れて回収にだすのが普通の オバ 女性のやりかたである.従って,
 
「レジ袋は、絶対に買いたくありません。普段はマイバッグを持参していますが、困るのはゴミ袋です。これまで、レジ袋をゴミ袋として活用していたので……。レジ袋を買わないのにゴミ袋を買うのも釈然としないので、今は、袋詰めカウンターに置いてある無料のポリ袋をゴミ袋にしています。一度に入るゴミの量は少なくなりますが、臭い対策のためにも袋の口はこまめに閉じたほうがいいし、もう慣れました」(Aさん)
 
は記者の捏造である.この生活感のない無知野郎は,スーパーの無料ポリ袋がどんなものか,大きさも厚みも知らないから,あたかもこれまで無料だったレジ袋に代替できるかのように書いてしまったのだ.
 前にも例をあげたが,大出版社である小学館が発行しているマネーポストWEBは,デッチあげ記事を平気で載せる.悪質というより,バカでも嘘吐きでもネット記事は書けるということを示している.
 

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