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2020年6月 4日 (木)

マスクがきたぞっ!給付金はまだだけどなっ!

 待ちに待ったアベノマスクが届いた.
 私は年季の入った花粉症なので一年中 (スギからオオアレチノギクまで,スリーシーズン花粉症なのだ),花粉対策用のマスク (ディスポーザブルの不織布製) を充分な枚数を備蓄している.その効果たるや大したもので,天気予報の花粉情報で「今日は花粉の量が多いでしょう」という日の外出には,マスクを着用するとしないで大違いである.たぶん眼の症状が軽い人 (主に鼻炎の人) は不織布マスクだけでやっていけると思われる.昔は点鼻薬を使っていたのだが,これは習慣性があって,用量を守らないと炎症が激化してかえって酷いことになる.マスクの効果を知ったらもう点鼻薬には戻れない.
 そのマスクだが,ちょうど杉花粉シーズンの前に大量に買っておいた在庫がそろそろ少なくなった今頃,高騰していたマスクの値段が落ち着いてきた.とりあえずは中国製ノーブランド品でいいから買い増ししようかと思っている.
 マスク価格が低下したのはアベノマスクのおかげであると菅官房長官が記者会見で繰り返して述べたが,国民の手に届いてもいないアベノマスクに価格抑制効果があるはずもない.ビジネスの実際 (価格はどうやって決まるのか) を知らないと,こういうアホなことを言うはめになる.もちろん言わせているのは首相で,それは官房長官の面従腹背な表情を見れば瞭然だ.マスクの実費二百数十億円をワクチン開発に向けたかったと官房長官は思っているのではないか.国民は心中お察し申し上げる.
 で,ガーゼのマスクは花粉症には全く無効である.それは花粉症にお悩みの各位,既に重々ご案内のことである.周知のようにガーゼのマスクは別名給食マスクといい,通気性最良というか,スカスカというか,学校で給食の時に配膳係の生徒の会話による飛沫が食べ物に付着しないように,気休めに着用する程度のものである.
 だからアベノマスクは,常々花粉用マスクの備蓄を心掛けている花粉症の人には,無用の長物なのである.役に立たないから「長物」ではないが.
 しかも元々が給食マスクだから小学生サイズにできておる.下がその写真だ.
 布製品は裁断時にロスが少ないように作るから,現アベノマスクよりも大きいものを作ろうとすると,面積が二倍になる.しかし二倍になっても元々が小さいから大したことはなく,女性はむしろその大きさを好むのではないだろうか.顔の中で目しか出ていない女性はみんな魅力的にみえるからである.
 しかし配布された実物は写真のように小さいので,着用してコンビニ強盗に押し入ったときに人相がバレバレになってしまうから,実用性に大きく欠ける.
 
 さて写真の上の製品は,販売者が株式会社白元で製造者は大三株式会社 (高知県) のレギュラーサイズ (90mm×165mm) 製品.全国マスク工業会 (JHPIA) マーク入りで,「花粉・ウイルスを含む飛沫99%カット」性能試験済の純正品である.
 このサイズと性能は規格なので,他にユニチャームや薬局ブランドのマスクを私は備蓄しているが,各社製品で異なるのは耳にかける部分の品質だけである.価格はよく覚えていないが,一枚が十円ほどだったはずである.
 下が,まだ洗濯していないアベノマスクである.定規で測定したサイズは,9.6cm×13.8cm (大きさがいい加減なので有効数字は小さい) である.
 上のJHPIA標準タイプはプリーツ型なので,実際の着用時にはアゴの下まで覆うことができるが,一度洗濯したアベノマスクは首相のニュース映像を見ればわかるように,口にサロンパスを貼っているみたいになる.二度三度と消毒および洗濯をすると,もう使い物にならなくなるから,かなりお高いものである.サイズを標準品より一回り大きくすれば,何とか複数回の洗濯に堪えたかもしれないが,首相の側近だか経産省の担当者がアホなもので,こんなものに多額の国費を費やしてしまった.繰り返すが,この税金をワクチン開発に回せば,いかほど国民の健康に資するところ大であったか計り知れない.
 
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 ついでだが,大阪の吉村知事は記者会見のときに,外したマスクをヒモのところを持って手にさげている.
 これに対して首相は,記者会見でマスクを上着のポケットに入れてしまう.マスク使用方法の基本がわかっていない.誰か「それ,違います」と言ってやる側近はいないのか.
 ところでシャープのマスクに人気がすごい.シャープの広報が言うには久々の大ヒット商品だという.私も抽選に応募したが,競争率高すぎでまるで当たる気がしない.あきらめた.
 僻みで言うのじゃないが,このマスクは当選者も実際に使用する気はないのではないか.部屋に飾っているに違いない.
 まず包装の化粧箱がいい.それからマスク本体に入っているロゴが素敵だ.ユニチャーム製品もロゴ入りだが,“SHARP”のロゴのほうが遥かに魅力的だ.これを目立つ赤い印字で“AQUOS”にしたら,さらに競争倍率が高まるであろう.
 アベノマスクを企画した役人にはマーケティングのセンスがない.ガーゼではなくハンカチ生地のマウスカバー (中にガーゼが入れられる構造) にして「内閣総理大臣安倍晋三」とプリントや刺繍をすれば,国民にこれほど嘲笑されることはなかったであろうに.
 で,私はこの給食マスクをどうしようかと思っている.テディベア用にいいようだが,私はヌイグルミを持っていない.市役所や区役所に小型家電の回収ボックスがあるが,マスク回収ボックスを設置してほしいものだ.
 
 役所というと,十万円の特別定額給付金 (最初の変換で「特別低額給付金」になっていたのを気づかずにアップロードしたが修正した) だが,横浜市の場合は六月の中頃までに申請書を郵送するといっている.申請書が届かなかった場合は連絡してくれと言っているところをみると,市民に確実に届ける自信はないようだ.
 郵便受けに市からの封書が入っていたので「やれ嬉しや十万円」と思ったら,市民税・県民税の納税通知書だった.orz
 
 さてマイナンバーカードは「各種手続きがオンラインでできる」というのがウリだったはずだが,市は郵送での申請を勧めている.なぜかというと「マイナンバーカードのパスワードを忘れた」という市民が区役所に押し寄せて,窓口前のフロアが三密になっているかららしい.しかも,パスワードを忘れるようなタイプの人 (そもそもパスワード申請控の用紙を保存しておくという観念を持っていない人) がオンライン手続きをまともにできるはずもなく,市の事務方としては給付金オンライン申請は大きな迷惑であるようだ.
 一部の与党議員からは,給付金を受け取る人が自ら手続きすることなく,政府からの給付金が銀行口座に振り込めるように,マイナンバーと個人の銀行口座をあらかじめヒモ付けしてしまえという話がでている.こうすると,給付金の振込を千載一遇のチャンスとして,全国民の銀行口座を政府が監視可能な仕組みができるようになる.これを大昔は「国民総背番号制」と呼んで,反対運動が組織されたこともあった.
 しかし,そんな仕組みが作られて一番困るのは,どこかの夫婦議員のように,政治資金の動きを秘密にしておきたい政治家自身だ.だからマイナンバーと銀行口座のヒモ付けは実際には行われないだろう.想像だが,国会議員でマイナンバーカードを取得している人の率を知りたいものだ.たぶん国民平均と同じく二割に満たない普及率なんじゃなかろうか.
 多額の税金を投入した無駄遣いだった住基カードシステムと同じく,マイナンバーカードもいずれ野垂れ死ぬんだと思う.昨年度の医療費控除にマイナンバーカードが必須になるという政府の広報を聞いて私はカードを取得したが,結局医療費控除にカードは必要ない (通知カードがあればよい) と後退した.
 政府がこういう嘘を繰り返すから,マイナンバーカード制度を国民は信用しなくなっている.健康保険証をマイナンバーカードに統合するというのも嘘だったしね.マイナンバーカードのそもそもの目的が課税の公平をはかるということなのだから,その目的に絞って単機能カードとし,申請して取得するなんて甘いものではなく,持っていないと十年以下の懲役なんてことにすればいいわけだが,政府がそうしないのは,結局のところ国民に信用されていないからである.
 政府は当初,「マイナンバーカードがあれば給付金の申請が楽になります」と言っていたのだが,あまりに色々な不具合が出たために自治体の窓口が混乱して,結局「郵送申請がお勧め」ということになった.これだけ国民生活に影響しているコロナウイルス禍も,マイナンバーカードを普及させることはできなかったのだ.政府はそろそろ白旗をあげる時がきたのかも知れないなあと思う.
 と,ここまで書いたあとで郵便受けを見たら,市から給付金のお知らせが配達されていた.割と早いじゃないかと感心した.これで来月あたりには給付金を手にすることができるかも知れない.

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