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2020年6月13日 (土)

あだ花は摘み取られねば

 芸人の渡部建という男のレギュラー番組は観たことがないのだが,他のグルメ番組に出ているのをたまたま見たりすると,なんだか卑しい顔つきだなあ,こういうのが「文化人枠」っておかしくはないか,とは従前から感じていた.
 その渡部が,不倫というよりは常軌を踏み外す異様な事件を起こした.不倫讃美者の石田純一が渡部にエールを送っているが,石田は勘違いをしているのではないか.渡部のやったことは不倫の範疇のことではないように思われる.詳しいことは知らぬが,性交渉だけが目的の買春に近いように思う.
 これについてジャーナリストの木村太郎氏は「病気ではないか」とコメントしたという.(木村太郎氏 不倫騒動の渡部は「セックス依存症では」)
 ま,そうなんだろうが,渡部という男が性欲の獣であることに私は興味はない.多目的トイレの中で,一万円で渡部の相手をした女も渡部と同類の畜生だろう.
 問題は,そういう下の下の人間がテレビで「売れている」ということだ.高収入を得て,庶民の手の届かぬ暮らしをしていることだ.
 そういう男がメイン出演者であるテレビ番組ってのは,ほんとは世の中に不要のものではないか.
 渡部が芸能界から消えても,私たちにはなんの影響もないことが,その証だ.
 
 東洋経済ONLINE《外食で「閉店ラッシュ」、迫る経営破綻の危機 「いきなり!ステーキ」は企業存続の瀬戸際に》[掲載日 2020年6月13日 7:25] によれば,
 
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛を受け、外食業界は大打撃を受けた。緊急事態宣言は5月25日に全都道府県で解除されたものの、客足の戻りは緩やかなままだ。逆風が吹きつける中、外食業界では過去に例がないほどの閉店ラッシュが起きている。
 
という.
 居酒屋チェーンのワタミは2020年内に約65店舗を閉店する.ロイヤルホールディングスは,天丼チェーンの「天丼てんや」など不採算の約70店舗を2021年中に閉店する.「いきなりステーキ」のペッパーフードサービスは,2020年1~3月期の決算発表を延期したままいまだに決算発表の予定日すら示していない.資金ショートしかねない状況だという.
 まるでコロナ禍で日本が崩壊するかのような騒ぎだが,そもそも東京だけでなくあちこちで,石を投げれば居酒屋に当たる状況がおかしくはないか.そんなに私たちは居酒屋を必要としているのか.
「いきなりステーキ」が全店閉店しても私たちの生活に何の変化もないだろう.だとすれば「いきなりステーキ」という店は元々存在価値のない店だったのだ.「天丼てんや」も同様.世の中になくてもいい会社は,世の中になくても構わぬ.地に足つかぬあだ花の企業だとしか言いようがない.
 
 テレビの報道番組は,東京の銀座の高級クラブやら新宿のキャバクラやホストクラブなどが,経営危機だと伝えている.その種の店で作る一般社団法人「水商売協会」という冗談みたいな名称の団体が,たわけたことを言っている.
 東京新聞《<新型コロナ>水商売協会 クラブのママら窮状訴え 「生きていけない 休業いつまで」》[掲載日 2020年5月24日 2:00] から少し引用する.
 
「じゃあ私たち、一体どうやって生きていけばいいんですか?」。首都圏でも新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の解除の準備が進む中、ナイトクラブやキャバクラ店など接待を伴う飲食業が危機に陥っている。経済的にはすでに限界を超えており、性風俗に身を投じる女性も出始めている。クラブのママやキャバクラ嬢らがマスク越しに声を上げた。
 
 高齢化と過疎化に悩む地方町村の中には,都市部からの若い移住者を大歓迎しているところがあると,何度もテレビの報道で観て私は知った.働き手として移住してくれるなら住むところも職も世話するというのである.
 お天道様と米の飯はついて回ると昔の人は言った.古い価値観かも知れぬが,正業という言葉もある.言うまでもなく生業に貴賤はある.後ろ指を指されぬ正業に就いているなら,お天道様と米の飯はついて回るのだ.
「接待を伴う飲食業」とやらがうまく立ちいかないので性風俗に身を落とす,という女の生き方が正業だとは私には思えぬ.酒と口先の「接待」で楽して金を手に入れようという生き様は卑しい.私はそう思う.世の中になくてもいい生業をしながら《じゃあ私たち、一体どうやって生きていけばいいんですか?》が聞いて呆れるわ.どの口がそんなことを言うか.正業に就いてから見栄を切れ.キャバクラ嬢だろうがホストだろうが性風俗だろうが,慎ましく正しく生きている庶民の納めた税金をあてにするな.
 
 一年前の旅行観光業界向けのメディアでは,あまり金を使わない国内観光客はほっておいて,高級ホテルに泊まって観光地にたくさん金を落とす海外からの観光客にシフトしなければいけないと言われていた.
 それが今はどうだ.
 日本人相手ではない高層高級ホテル,高級旅館に,一日に数組の客しかこないという.それで業界は窮状を訴えているらしいが,知ったことか.
 昨日のNHKテレビを観ていたら,下の画像の資料がでてきた.
 
20200614a
 
 これでわかったのは,日本人旅行客を相手にするのは「コスパ」が悪いというこだ.
 そりゃ金払いがよくて人数が少ない海外からの観光客を相手にするのが楽だ.
 だが番組に出演した星野リゾート社長の星野佳路氏は,この数字を示して,氏の造語「マイクロツーリズム」を説明した.
 このコロナ禍の現在でも,自家用車で近場の観光地に出かける人たちは健在だろうと氏はいう.
 海外から航空機でやってくる人たちは,大金を使うかも知れないが,リピーターは少ない.
 しかし近場の観光地にやってくる人々は,春夏秋冬四季折々に,リピートしてくれる可能性がある.もともと日本の観光地は四季を楽しむということがあったのだ.
 だからそういう観光客にこれからの観光業は目を向けていく必要がある.そう星野氏は述べた.
 なるほどねと思った.
 中国人が来なくなったので途端に傾くような高級ホテル,高級旅館は元々私たちには無縁のものだ.潰れるならとっとと潰れてくれと言いたい.
 政府が唱える観光立国という言葉は,国内旅行者を埒外に置いている.庶民には宿泊予約の取れない宿泊施設は,これまた軽佻浮薄な日本経済に咲いたあだ花であると思う.

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