« 無駄なことをしていた | トップページ | テレビの名作をもう一度 »

2020年5月20日 (水)

香川県民の80%は讃岐うどんが体質に合わないはずだと女医星子尚美は言う

 ZUU onlineに載っていた《日本人と小麦は相性は…健康になるための理想的な食事法》[掲載日 2020年5月19日 17:10] という実に下らない記事を読んだ.
 
 ZUU onlineとは何かというと,同メディアの公式サイトに《ZUU onlineは、”個人が人生を経営する時代”において、人生経営に必要な「お金と時間」という資本をコントロールするために必要な情報を提供するオンラインメディアプラットフォームです。開設4年で月間430万人が訪問するプラットフォームに成長し、ユーザーの7割がスマートフォン経由で記事を閲覧し利用しています 》と書いてある.さらには産経新聞と提携しているとも書かれているが,株式会社ZUUは,二流新聞と提携しているのを恥ずかしいとは思わないらしい.
 
 で,実に下らない記事というのは,星子尚美という馬鹿女医が筆者である.記事の冒頭は次の通り.
 
現代の日本人の80〜90%は小麦が合わない体質だと言われています。それは小麦に含まれている主なたんぱく質のグルテンが原因です。
グルテンを摂取すると免疫細胞がグルテンを異物や有害なものとみなして攻撃し、さまざまなアレルギー症状を引き起こすのです。そのうち代表的な3つの症状を次にまとめてみました。
 
 星子尚美によると,その三つの症状は以下の通り.《 》は原文からの引用である.
 
* 小麦アレルギー
 症状は《皮膚のかゆみ、蕁麻疹(じんましん)、くしゃみ、鼻水、腹痛、下痢、喉の違和感、呼吸困難
* グルテン過敏症
 症状は《頭痛、めまい、うつ病、倦怠感(けんたいかん)、情緒不安定、アトピー、喘息
* セリアック病
 症状は《慢性の下痢、腹部膨満感と痛み、体重減少、慢性疲労、過敏性腸症候群
 
 星子は,日本人の80~90%は,小麦アレルギー,グルテン過敏症,セリアック病のいずれかであるという.
 だとすると,毎日かならず讃岐うどんを食べる香川県民の80~90%は,《 》に挙げた諸症状を,日々発症していることになる.w
 
 普通の人は,自分が《現代の日本人の80~90%は小麦が合わない体質だと言われています。それは小麦に含まれている主なたんぱく質のグルテンが原因です 》と,事実と異なることを書いてしまったとしても,即座に「それなら香川県の人はどうなるんじゃ」と自らツッこむことができる.このように誤りを瞬間的直感的に見抜く力を知性というが,自分の誤りを正すことは特に大切だ.
 ところが真正のバカは,それができない.書き出しでそもそも間違った前提を立てたのに,気づかずにそのあと長々と阿呆なことを書き連ねることになる.星子尚美はその典型例である.
 
[追記]
 星子尚美が自著『腸のことだけ考える』に載せた略歴から以下に引用.《全人的医療を目指した自由診療のみの代替医療のクリニックを開業 》あたりは怪しさ満載である.
 
昭和31年生まれ、星子クリニック院長・医学博士。昭和57年、東京女子医科大学医学部卒業。昭和63年、熊本大学医学部大学院修了。医学博士号取得。放射線科専門医取得。平成5年、産業医取得。平成11年、健康スポーツ医取得。平成18年、日本臨床抗老化医学会認定医取得。アロマコーディネーターライセンス取得。米国ISNF公式認定サプリメントアドバイザー取得。平成21年、キレーション点滴専門医取得。ビタミンミネラルアドバイザー取得。高濃度ビタミンC点滴療法専門医取得。アンチエイジング統合医療認定医取得。平成26年、東久迩宮国際文化褒賞授賞(予防医学に貢献した等)。アーユルヴェーダハーブ専門医取得。大病を患い2回も九死に一生を得たことから、医師として自分が知り得た知識を伝えることが使命と考え、正しい医療とは何かを探求する。全人的医療を目指した自由診療のみの代替医療のクリニックを開業。がん、生活習慣病などの難病に苦しむ患者の治療と予防医療を行っている。食事療法をはじめとし、腸内洗浄や便移植などの最先端医療を駆使し、患者に優しい、カラダに優しい検査治療を行う。一般的な病院やクリニックとは一線を画すスタイルで治療を行っている

|

« 無駄なことをしていた | トップページ | テレビの名作をもう一度 »

食品の話題」カテゴリの記事