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2020年5月16日 (土)

マスクの周辺

 アベノマスクの不良品問題で,政府は検品作業に八億円の税金を投入するという.受注・納入した業者が回収した全世帯向け,介護向け,妊婦向けマスクの合計八千五百万枚を作業者五百五十人体制で一枚ずつ目視しているためだという.私たち民間企業の常識では,不良品の検品費用は全額が納入業者負担であるが,安倍晋三は不良品にさらに,つましい生活をしている勤労者が納めた税金を投入するというのである.古い言葉でこれを「泥棒に追い銭」と言う.マッチポンプという言葉もある.わざと不良品を納入 (マッチで火を着ける) すれば,検品費用 (ポンプで消火する) ももらえるわけだ.
 AERAdot.《アベノマスクの国内製造業者が激白「売っているサージカルマスクの方が安くて性能いい」》[掲載日 2020年5月15日 20:25] によれば次の通りである.
 
厚労省によると、アベノマスクは政府から受注を受けたメーカーなどが海外から仕入れたものがほとんどで、4月末時点で自治体に配布していた約47万枚のうち約4万7千枚に異物混入、汚れなど不良品があったと返品されたという。
 だが、アベノマスクの検品作業をしたアパレル業者はこう証言する。
「30万枚を検品して合格品は13万枚、不良品は17万枚近くあった。不良品が多く世帯に配る布マスクが足りなくなり、国内で慌てて埋め合わせの布マスクを生産をしています
 
 不良品の検品に八億円を投入した結果,不足分の製造にまた税金を投入するのである.泥沼だ.この金を,コロナ禍で無収入になって学校をやめなければならぬところまで追い込まれた学生諸君に支給したら,どれほどお国のためになったか.
 アベノマスクの発案者とされる佐伯耕三内閣総理大臣秘書官は経産省の出身だが,安倍内閣が倒れたあと,アベノマスク不良品問題で迷惑をかけた古巣に戻れるのだろうか.
 
 ところで,毎日,テレビのニュースを見ていると,安倍首相がアベノマスクを新品に交換する頻度がおよそわかる.
 最初は鼻の頭と口が隠れるのだが,洗濯を繰り返すと,縦の長さが下唇から鼻頭までギリギリになってしまう.
 昨日のニュースの映像では,もう鼻の穴が見えそうになっていた.
 内助の功というか,昭恵夫人が普通の御妻女であれば,夫が国民にみっともない姿をさらすのを妻の恥として,アベノマスクを三割増しくらいに大きくしたフェイクのアベノマスクを手作りし,安倍首相に着用させるところではあるが,そんな気はさらさらないようだ.
 
 さて昭恵夫人は東京の神田で飲食店「UZU」を経営しているが,現在は休業をしているらしい.
 店が休業に追い込まれた昭恵夫人が小池都知事を罵倒したという記事がネットにある.
 この店が,政府の「持続化給付金」(最大二百万円) をどのように受給するか,あるいは雇用調整助成金を受給 (普通の飲食店では,手続きが煩雑過ぎて受給できずに諦めるところである) したか,私がメディアなら取材して記事にする.
 で,マスク嫌いの昭恵夫人がアベノマスクを着用している写真を撮れたらスクープだ.頼むぞ文春.

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