ソーセージと豆のシチューかけ御飯
先日の記事《ジャスミン炒飯》にジャスミン・ライスの失敗しない茹で方を説明し,それを《炒飯にしない場合は,スパイシーな炒め物の付け合わせにするとよい 》と書いたが,シチューの付け合わせにしてもよいと思う.
シチューはスパイシー&ホットがよい.今回はチョリソーとレッド・キドニー・ビーンズのシチューだ.
[材料]
チョリソー 長さ15センチくらいのものを4本
レッド・キドニー・ビーンズ 100グラム
キャンベル (Campbell's;英語ラベル) のトマト・スープ 1缶 (305グラム)
牛乳 200ミリリットル
チリ・パウダー 好みの量 (私の場合は大匙4, 5杯くらい)
チリ・パウダーはチリ・コン・カン用の調合香辛料で暗褐色の粉末.激辛ではない.
唐辛子の粉末も日本語ではチリ・ペッパー・パウダーと書くので紛らわしいが,色が赤いので見分けは簡単.
[作り方]
* まずレッド・キドニー・ビーンズを水戻しする.大き目の容器に計り取った豆を入れ,たっぷりの水を加えて数時間放置する.最初は水を少し吸収してシワシワになるが,次第に膨らんでシワがなくったあたりが水戻し終わりの目安.私は乾物をストックしているので水で戻して使っているが,乾物が入手できなければ水煮缶詰でよい.その場合は水戻し工程はスキップ.
* 戻した豆を1リットルの鍋でコトコトと煮る.途中で一粒を取り出して噛んでみて,豆の皮の歯触りが硬いときはさらに煮る.黒豆と同じで結構な時間がかかる.煮上がったらストレーナーで漉して暗色に濁った煮汁を捨てる.
* 鍋にキャンベルのトマト・スープを入れ,牛乳でのばす.缶に牛乳を入れて,缶の内側に付着している固形分を洗い入れるとよい.もったいないから.
キャンベルのトマト・スープはKALDIの実店舗あたりで買える.通販もある.私はやったことがないが,国産のトマト・ソースでも使えると思う.
* チョリソーは一口大にカットして鍋に投入する.ウインナでも,ホットさは弱くなるが,これは好き好きだ.
* 煮た豆も鍋に入れる.そこにチリ・パウダーも入れて,しばらく煮る.スパイスがシチューになじんだらできあがり.
* ジャスミン・ライスの茹でかたは《ジャスミン炒飯》を参照のこと.
[感想]
一昨日の《上沼恵美子の「おしゃべりクッキング」》で《ソーセージと金時豆の煮込み》をやった.
これは大正金時豆を砂糖で甘く煮たものを使うが,辻調の先生は,この甘さがいいのです,と言った.ただし金時豆は煮崩れする豆なので,料理の仕上がりは,豆がどこにあるのかわからぬ状態になった.上沼恵美子さんが「豆はどこにあるん」と探していた.これに対して,煮崩れしないしっかりした食感がレッド・キドニー・ビーンズのいいところだ.料理の専門家と自称する人がこの豆と大正金時を混同している例が多いのは不思議である.
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