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2020年4月 1日 (水)

揚げ足を取る女たち

 蓮舫議員という人は,若い頃から弁舌だけで生きてきたせいか,政治家として必要な法や行政,そして何よりも実社会の人々の暮らしといったことの知識がないのだと思う.だから自分の頭で考えることが極端に苦手だ.彼女のこれまでの発言をみるに,そうとしか思えない.人間の中身がないから,他人の揚げ足を取ることが彼女のスタイルになってしまっている.
 志村けんの訃報に接した小池都知事が都庁で発したお悔みのコメントに,蓮舫はさっそく噛みついた.おいしいネタだと思ったのだろう.(スポーツ報知《蓮舫氏、小池都知事の志村けんさん訃報を「最後の功績」に「あまりにもです。心がなさすぎます」》[2020年3月31日 8:25])
 この蓮舫発言に,ヒロミや坂上忍らが苦言を呈した.(デイリースポーツ《ヒロミ 小池知事に苦言の蓮舫議員に「志村さんで争って欲しくない」》[掲載日 2020年3月31日 12:58])
 彼ら二人はこう言った.
 
これに坂上忍は「こんなこと言ってる場合なの?蓮舫さんに対してだけど」と疑問。ヒロミも「都知事もそんな気持ちじゃないじゃんか。こういう風にとらえちゃうとあれだけど、そういうことでも、志村さんで争って欲しくない。志村さんはそんなこと全く望んでないんだよね、本当に」と訴えた。
 坂上も「こういう揚げ足の取り方はね、もう与野党とかやめてくれと思う」と呆れたようにコメント。
 
 志村けんと親交のあった人たちはみんな同感だろうと思う.志村けんと誕生日が数日しか違わない同い年の私も同感だ.また彼の死を惜しんだ多くの国民もヒロミと坂上の意見に頷いたと思われる.
 蓮舫にとっては,小池知事を誹謗することが何よりもまず優先だったから,その発言が国民の怒りを買うだろうなんてことは想像もしていなかったのだろう.それくらいこの人の頭の中はからっぽなのである.たぶん今でも,なぜヒロミたちが怒ったか,理解できていないのじゃなかろうか.
 
 そして次は福島瑞穂議員.
 朝日新聞DIGITAL《社民・福島党首「ロックダウンと緊急事態宣言は違う」》[掲載日 2020年4月1日 21:03] によれば,福島議員は次のように述べた.
 
小池百合子都知事は先月、「このままの状態で推移すればロックダウンも避けられない」と会見で述べた。ロックダウンとは、もともと刑務所用語だ。刑務所で暴動が起きかねないときに鍵をかけて受刑者は外に出さないという意味なので、弁護士としては違和感がある。
 ロックダウンは日本語では都市封鎖と言われているが、(首相が宣言できる)緊急事態宣言にはそもそも都市封鎖のような権限を与えていない。(宣言は発令されても)法律上できることは外出自粛の要請などで罰則規定はない。
 
 蓮舫議員の小池知事誹謗は,小池憎しの感情だけで攻撃しているから,昔の子供の「おまえのかーちゃん,……ソー」と同程度の悪口だと片付ければよいが,福島議員の発言はそうはいかない.
 少し詳しくみてみよう.
 まず《ロックダウンとは、もともと刑務所用語だ》だが,英語を片仮名で考えるからこんなことを言うのだ.
 この言葉の由来はというと,最初に“lock” という名詞ができた.これが動詞化し,さらに“down” が付いて動詞句“lock down” となった.
 次に“lock down” が名詞化して“lockdown” になった.こういう用法の変化はよくあることで,気の利いた高校生なら理解している.
 さて福島議員が言うように“lockdown” は刑務所の封鎖を意味するが,これは“lock down” から派生した語なのである.「もともと刑務所用語」なんかではない.福島議員は,弁護士英語の前に,高校英語の再勉強をしたほうがいい.
「もともと」の語である派生元の“lock down” には刑務所の封鎖より広い意味があって,建物や場所を封鎖する際にも使う言葉だ.現在の状況で諸外国のメディアが使っているのはこの意味である.
 福島議員は英語をカタカナで理解しているから,もともとの英語表現がわからない.そのために《ロックダウンとは、もともと刑務所用語だ。刑務所で暴動が起きかねないときに鍵をかけて受刑者は外に出さないという意味なので、弁護士としては違和感がある 》なんてたわごとを言ってしまうのである.
 上の蓮舫発言もこれと同じで,揚げ足の取り損ねはすごく恥ずかしい.ひとの揚げ足を取るときは,よくよく調べてからにしましょう.私はそうしている.w

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