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2020年3月10日 (火)

若者にとって迷惑な高齢者

 昨日,新型コロナウイルス感染症対策専門家会議が「新型コロナウイルス感染症対策の見解」を発表した.その一部を厚労省のサイトから下に引用する.
 
(3)重症化する患者さんについて
これまでにわかってきたデータでは、感染が確認された症状のある人の約80%が軽症、14%が重症、6%が重篤となっています。しかし、重症化した人も、約半数は回復しています。
重症化する患者さんも、最初は普通の風邪症状(微熱、咽頭痛、咳など)から始まっており、その段階では重症化するかどうかの区別がつきにくいです。
重症化する患者さんは、普通の風邪症状が出てから約5~7日程度で、症状が急速に悪化し、肺炎に至っています。
 
 下の画像は,専門家会議の尾身副座長がNHKの夜七時のニュースで解説している場面である.丁度上に引用した文章に相当する箇所である.
 
20200310a
 
 上のテレビ画面で専門家会議の尾身副座長が示した「ウイルスの実態」とは,
* 感染すると2割が重症乃至重篤な容態となる.
* 重症患者の半数は回復しない
 
である.回復しない,と言われてもなあ.w
 中国武漢のデータによれば,感染して重症化するのは,ほぼ高齢者である.日本の場合に外挿すると,感染者が100人いるとするとその2割に相当する老人層が重症化する.そしてその半分,つまり10人が死ぬ.
 尾身副座長は上の番組で「致死率はSARSに比べるとかなり低いとみられる」と発言したが,それは全年代平均値の話だろう.SARSの場合は65歳以上の致死率が50%以上だとされているから,今回の新型コロナウイルスも,高齢者の場合はSARS並みの致死率だということになる.
 専門家会議は,国民に不安を与えたくないとの意図から,上の画像の表現をしたのであろうが,これでは漠然とし過ぎて何も言っていないに等しい.例えば「40歳以下の人たちは,これまでに国内で幾つかの例外はありますが,ほぼ軽症で済みます」と言い切ってもいいのではないか.逆に基礎疾患持ちの高齢者にとってみれば,ほぼ引導を渡されたに等しいが.w
 私たち高齢者にしてみれば,誰に向かって言っているのかわからぬ言い方ではなく「高齢者の皆さん,皆さんにとって新型コロナウイルスは極めて危険な病原体です.外出は必要最低限の買い物に限ってください.ジムで風呂に入ったり,宝塚歌劇団公演に出かけたり,コンビニでバイトしたり,ウイルスをバラまいてやるとあちこちに電話してからフィリピンパブに行き,店のオネーチャンの肩に手をまわして下手な歌を歌うのはもっての外です」と断定的に,尾身副座長に警告してもらうほうがありがたい.断定的に警告しないと,発症して発熱しているにもかかわらず旅行に行ってしまう元気な婆さんや,発熱してるのにジムで汗をながしてトレーニングする不死身の爺いが出てきて,感染を拡大しちゃうからである.私に言わせれば,こういう高齢感染者は自業自得である以上に,社会に打撃を与える不届き者である.
 これはもう,今の日本を支えている若い人たちにとってみれば,ほんとに迷惑な話である.専門家会議は,若い人たちが感染を広げているみたいに言う (*) が,それは逆だ.爺さん婆さんが家で冬ごもりしてくれていれば,そもそも高齢者が感染する機会は激減するはずなのである.
 私なんかベトナム旅行と国内旅行をキャンセルして,キャンセル代は七万円に達した.ドえらい損だが,若い人に迷惑をかけるよりはなんぼかマシであると思って我慢する.
 
(*)  専門家会議の見解から引用
全国の若者の皆さんへのお願い
10代、20代、30代の皆さん。
若者世代は、新型コロナウイルス感染による重症化リスクは低いです。
でも、このウイルスの特徴のせいで、こうした症状の軽い人が、重症化するリスクの高い人に感染を広めてしまう可能性があります。
皆さんが、人が集まる風通しが悪い場所を避けるだけで、多くの人々の重症化を食い止め、命を救えます。
 これは明らかに見当違いである.専門家会議は,何よりもまず,重症化リスクの高い高齢者に行動の自制を求めるべきである.

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