« それでもエジプトへ行く人々 | トップページ | 子どものケンカみたいな orz »

2020年3月19日 (木)

フランスの戦い方

 新聞 (デイリースポーツ 2020/03/19 15:50) が,フランス在住アナウンサーの中村江里子さんのブログ (最新記事は《厳しい言葉でしたが。》2020-03-19) を紹介していたので早速読んでみた.彼女の文章から下に一部を引用する.

国民性ってあると思います。ここまでしなければ危機を感じることが出来なかったのは残念ですが、私はこうなった時のフランス人は強いと信じています。きっと、文句を言わず、みんなが感染者を増やさないために努力をすると信じています。
 
 デイリースポーツの記事の見出しは《パリ在住・中村江里子 外出禁止令に「ここまでしなければ危機感じられず、残念」国民性に言及》で,これを転載したmsnの見出しは《パリ在住の中村、仏国民性に「残念」》だったが,これらの見出しは中村さんのブログの趣旨を少し歪めていると思う.私の受けた印象では,中村さんの言いたいことは《こうなった時のフランス人は強いと信じています。きっと、文句を言わず、みんなが感染者を増やさないために努力をすると信じています 》だ.
 
 フランスのマクロン大統領はテレビ演説し,新型コロナウイルスの感染拡大を受け,3月17日から仏全土で外出制限を実施すると発表した.外出制限は17日正午 (日本時間17日午後8時) から実施する.移動制限の違反者には最大135ユーロ (約16,000円) の罰金を科す.中村さんが《厳しい言葉でした 》と書いたのはマクロン大統領の演説にある「我々は戦争状態にある」のことだ.ウイルスとの戦争である.
 指導者によるこういう国民への鼓舞は,いかにもフランスらしい.先の大戦でも,フランスはよく戦った.仏軍は戦争に弱かったが,仏国民の精神は不屈であった.
 それに関しては集合住宅の窓から下げられた市民のメッセージが感動的だった.
 On reste à la maison, faites pareil は,「私は家にとどまる.あなたもそうして」という意味のようだ.(私は仏語がわからないのでいい加減だが)
 窓の垂れ幕は,なんだか大戦時のレジスタンスのようである.中村さんは《こうなった時のフランス人は強い 》という.私もそう思う.フランスに勝利を.

|

« それでもエジプトへ行く人々 | トップページ | 子どものケンカみたいな orz »

新・雑事雑感」カテゴリの記事