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2020年3月 4日 (水)

なんちゃって赤飯

 テレビでもネットニュースでも,連日「トイレットペーパーがなくなるというのはデマです」と報道し続けているのに,それでもなお愚かな消費者大衆は,トイペとティッシュの買い占めをやめようとしない.昨日のテレビでも,スーパーに押し掛ける人々の映像を流していた.
 シャワートイレがかなり普及しているから,トイペの消費量は昔よりも減っているはずだ.しかるに昔の石油ショックのときも今回の新型コロナウイルス騒動のときも,庶民大衆がまず最初に買い集めに走るのがトイペであるのは何故だ.「君はそんなに尻を拭くのが好きなのか,洗うよりも紙で拭くのが快感なのか」と買い占めする人たち私は問いたい.あ,もしも快感だったらすまん.
 話が少し横道に逸れる.私は普通のやりかたで尻の穴をシャワー洗いしているが,知人の一人は,水流の強さ調節をマックスにして,肛門の中まで洗うのが快感だと言っている.肛門に照準を合わせて最強に水を噴射すると,S字結腸の中が温水で満たされる.そこでイキむと肛門から逆噴射されるので,これを数度繰り返すらしい.逆噴射すると身も心も清潔感に満たされて,恍惚の境地に至るという.病膏肓に入るというが,彼はこれが病みつきになってしまって,なんだかもうソッチ方面に目覚めたような気がするとも言っている.恍惚ってあたりがやばい.
 
 私が直接スーパーの店頭を目視確認したわけではないから本当かどうか知らぬが,テレビ報道では,米や納豆まで備蓄に走っている者がいるという.テレビに登場したある家庭では,冷蔵庫の扉を開けるとギッシリと納豆が詰め込んであった.その家庭の奥さんは「ウチは家族が多いから……」と言い訳していたが,健康にはいいだろうから御同慶の至りである.
 普段はパンばかり食べているくせに,こういう時に限って米を備蓄する気持ちは,わからぬでもない.非常食としての米は信頼感が抜群だ.パン (乾パンとか缶詰のパンは除く) ではそうはいかない.
 玄米の備蓄を勧める人がいるが,私はそこまではしない.一袋二キロ入りの白米を買ってきて,これを二合ずつジップロックに小分けして,冷蔵庫の野菜室に保蔵している.今は新潟県産コシヒカリ (無洗米) と,山形県産つや姫が冷蔵庫に入っているが,特に銘柄にこだわりはなくて,福島県産米のこともある.
 うちは国産米の他にイタリア産米とタイ米も常備しているが,この二つは常温保蔵している.タイ米についてはよくわからないのだが,イタリア産米は新米はよくないとかいう.というか,イタリア人はわざわざ古米を買い求めて料理 (リゾットなど) にするとネット上の記事に書いている人がいるので,それに倣っている.これは,イタリア料理では米はできるだけ古くして,つまりデンプンを老化させて,炊飯後のネバネバを減少させるとよいという意味かと思われる.その伝でいくと,パエリアあたりもスペイン産の古米で作るのがいいかも知れないが,そこまでするのはやりすぎなので,私はイタリア産米で代用してパエリアを作っている.
 
 さて国産の無洗米と,普通に精米した白米を両方冷蔵庫に入れてあるのは,使い分けしているからだ.
 最近の炊飯器のことは知らぬが,私のうちのやつは三十年以上前の製品で,購入した当初からこの炊飯器は,糯米百パーセントで炊くと,あまりおいしくない.その炊飯器の特性なのかどうか,粳米と糯米をまぜて炊くと,むしろ糯米百パーセントよりも出来がいいのである.
 余談だが糯米はやはり,蒸しておこわにするのがおいしい.炊飯器で炊いたのはイマイチだ.デパ地下で売っているおこわと,自分ちの炊飯器で炊いたナンチャッテおこわを比較すると歴然だ.
 鍋や釜で炊くと必然的にその中で対流が起きるわけだが,蒸す場合は対流が起きない.また米は,炊飯よりも蒸す方法が水分の過剰になりにくいと考えられ,そのことがおこわのネバリと弾力に影響しているのだろう.これについては誰かが論文を書いていそうだが,まだ調べたことはない.
 
 話を元に戻す.というわけで私はおこわを作るときは糯米と粳米を混ぜて炊飯器で炊く.真正のおこわではないナンチャッテおこわ,である.
 この糯米は近くのスーパーで売っている一キロ包装のものだが,このスーパーには無洗米の糯米はないのである.従ってこれと合わせる粳米は無洗米でないほうがいいということになる.(水加減の関係で)
 普段は無洗米が圧倒的に便利なので無洗米を使っているが,ナンチャッテおこわの場合は普通に精米した白米が使いやすいのでこれを用いる.冷蔵庫に二種類の粳米をしまい込んでいるのは,そういう理由である.
 
 で,私の好物のひとつは赤飯だ.いつもはデパートで買っているが,今朝はナンチャッテ赤飯を炊いてみた.世の中には便利な製品がたくさんあるが,レトルトパウチのグリコの「お赤飯の素」もその一つ.洗った米と「お赤飯の素」を混ぜて炊飯すればいいというお手軽さ.
 パッケージ裏面には「粳米三合」「粳米二合と糯米一合を混ぜて」「糯米三合」の三通りの作り方が書いてある.私は上記の理由で,粳米と糯米を混ぜて炊いた.
 
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 上の写真は,見映えをよくするために小豆を多めに盛りつけた.指定の分量 (米三合) で作ると,小豆が少しさみしいから,「お赤飯の素」一袋で米二合を炊くのがいいかも知れない.
 できあがりは,糯米だけを蒸して作った真・赤飯には遠く及ばぬ風味と食感 (弾力) だが,ナンチャッテ赤飯でも,赤飯の雰囲気は味わえる.それで,私はこのグリコのレトルト製品をいつも切らさぬようにストックしている.
 ついでだが,S&Bの「黒ごましお」も便利.赤飯好きにとっては必需品だ.なんなら炊き立ての白飯に,ごま塩だけかけて食うのもうまい.包装米飯と「黒ごましお」の組み合わせは,おかずなしで食が進む.災害時の備蓄品として優秀だと私は思う.デマに弱い人たちは,納豆なんか買い占めていないで,「黒ごましお」をどうぞ.


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