« 鍋炊きピラフ | トップページ | 今そこにある危機 »

2020年3月24日 (火)

東京ロックダウン

 読売新聞《東京は若年層クラスターが無自覚に拡散させる恐れ…小池知事「都市封鎖など強力措置も」》[掲載日 読売新聞 2020年3月23 20:35] から一部を下に引用する.
 
東京都の小池百合子知事は23日、記者会見を開き、「東京は若年層のクラスター(感染集団)が発生し、無自覚のうちにウイルスを拡散させる恐れがある」とした上で、「ロックダウン(都市封鎖)などの強力な措置を取らざるを得ない可能性もある」との見解を示した。
 
 先日の「新型コロナウイルス感染症対策専門家会議」が提言した内容は,今現在の日本が極めて緊迫した状況下にあることを伺わせた.
 厚労省クラスター追跡班の実際の活動をNHKが特別番組《“パンデミック”との闘い~感染拡大は封じ込められるか~ 》で少し紹介していたが,おそらく夜討ち朝駆けの奮闘をしていらっしゃる東北大学・押谷先生の表情は厳しかった.大都市で感染経路不明の感染者がじわじわと増えており,これがクラスター追跡班のマンパワーを超えた時に,東京や大阪は「オーバーシュート」を迎える.日本は今まさに武漢前夜といった状況である.
 
 先日も専門家会議は大阪府知事と兵庫県知事に,三連休中に大阪と兵庫の往来を野放しにすると極めて危険であると伝えて対策を求めた.
 大阪府知事は事態の深刻さを理解し,ただちにメディアを通じて府民に訴えたが,こともあろうに兵庫県知事は「いつも大阪はおおげさだ」と嘲笑した.これは「専門家会議は大げさだ」という意味である.これほど愚かな自治体首長は全国を探しても他にいないのではないか.
 
 ことの重大さは東京都知事にも伝えられているだろう.
 記者会見の様子を報道したテレビを観ると,小池知事の表情は真剣だった.複数の格闘技団体が首相の要請を無視して試合を強行し,アイドルグループの少女たちも都知事のライブ自粛要請を無視 (**) して歌ったり踊ったりしている.この状況に,知事は迫りくる東京の武漢化可能性を覚悟したものと思われる.
 日本人はパニックを起こしやすい.東京が封鎖 (*) された時,どれだけ冷静に都民が行動できるか.それが東京の運命をきめる.
 東京がロックダウンされれば,神奈川,埼玉,千葉各県は東京と遮断されて準ロックダウン態勢に突入だろう.
 私は日頃から首都直下地震に備えて準備をしているが,地震対策は救援が来るまでの自宅避難を二週間とみている.しかし都市のロックダウンははるかに長期戦となるだろう.ただし地震と異なって,ライフラインのうち電気・都市ガス・水道の公共設備,および電話・インターネット等の通信設備は死なないのが救いだ.
私は家にとどまる.あなたもそうして
 
(*) 封鎖前にあらかじめ政府は安全な所に退避せねばならない.昔から政府機能の移転分散は論議されてきたが,具体策はあるのだろうか.また新聞と放送,特に大切なのはテレビとラジオだが,何としてでも機能を維持してほしいと願う.
 読売の記事を読んで,不謹慎のようだが,小池知事は『シン・ゴジラ』でクレジットに取材協力者として名を挙げられたことを思い出した (花森防衛大臣のモデルだとの説あり).
 不謹慎といえば,朝日新聞は,小滝ちひろ編集委員がツイッター上に「新コロナウイルスは、ある意味で痛快な存在かもしれない」と投稿 (3/13) して炎上し,同社は謝罪に追い込まれた.
 その余震も治まらぬというのに,続いて朝日新聞アジア総局 (バンコク) 駐在の吉岡桂子編集委員が,さしたる急用もないのに台湾に入り,自ら望んで観光気分でホテルに隔離され,フェイスブック上に「隔離日記」と題したおふざけを投稿し,在台湾邦人の激しい批判を浴びた.しかし吉岡編集委員は全く悪びれていない.
 この吉岡桂子という愚か者は1964年の岡山県生まれ.このくらいの歳の朝日の記者といえば,もう教条的な新中国,親北朝鮮だろう.端から台湾を侮辱するつもりだったと思われる.いかにも朝日新聞的な不謹慎である.
 愚か者といえば,テレ朝《羽鳥慎一モーニングショー》で,レギュラーのコメンテーターである長嶋 かす 一茂氏が,いつものもっともらしい言動に反して,さいたまスーパーアリーナで強行開催された格闘技「K―1」の年間最大イベント「K’FESTA.3」で解説を務めたことが報道された.言動不一致とはこのことだ.かす 一茂氏が試合を楽しんでいた時,会場の外では主催者に中止要請を無視された埼玉県知事が,苦渋の表情で遺憾の意を表明していたのである.《羽鳥慎一モーニングショー》は長嶋 かす 一茂を出禁にすべきである.
 要請を無視といえば,スペイン旅行から沖縄に帰国した本島中部在住の学生で10代の女子学生が極めて悪質であった.このばか女は,3月20日の帰国時に成田空港検疫所でウイルス検査を受け,結果が出るまで空港内での待機を要請された.しかし結果を待たず,待機要請を振り切って同日中に飛行機を利用し県内の自宅に戻った.検疫所では職員が懸命の説得をしたが,完無視したという.この事件は厚労相が遺憾の意を表明するに至った.
(**) ばか女といえば,アイドルグループ劇場版ゴキゲン帝国のプレイングマネジャーである白幡いちほ.都知事の要請を蹴って強行したライブのことは既にWikipedia【劇場版ゴキゲン帝国】に掲載されたほどである.以下はWikipediaからの引用.
3月21日 渋谷WWWXにて劇場版ゴキゲン帝国Ωとしての1stワンマンライブを行うはずが、新型コロナウィルス感染拡大の影響で前日に会場側から中止を求められ、急遽無観客でライブを実施。
 このライブの様子はテレ朝《サンデーステーション》が報道した.それを観たところ,同グループのメンバーは自分たちはファンのいない部屋でショーを行い,それをネット中継していた.白幡は,彼女らがショーをしている部屋とは別のところにある狭い地下室にファンを集め,そこに中継動画を配信した.つまり白幡いちほは,自分たちを安全圏に置いて,ファンたちは感染リスクにさらしたのであった.
 白幡は,野球や相撲の無観客試合を見て,「無観客ライブ」は安全だと思い込んだらしい.だが白幡がやったことは,単にライブ会場をステージと分離し,ファンたちを狭い部屋に押し込んだだけであった.自分たちは安全にして,ファンの安全は無視.哀しいかな白幡に必要なのはPCR検査ではなくIQ検査だったのである.
 
20200325d
↑自分たちは安全;テレ朝《サンデーステーション》の画面を撮影した画像
 
20200325e
↑ファンたちは狭い地下室に入れられて密集;同上

 小池知事が「無自覚な若年層」と指摘するのが,このアイドルグループとそのファンたちだ.
 彼らを煽動しているのが,堀江貴文,古市憲寿,三浦瑠璃の三人であることは諸兄既にご案内の通りである.
 (この稿おわり)


|

« 鍋炊きピラフ | トップページ | 今そこにある危機 »

新・雑事雑感」カテゴリの記事