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2020年2月20日 (木)

信憑性なし

 産經新聞《隔離生活2週間「極限状態」「重症者思うと複雑」 クルーズ船下船客、疲労の色濃く》は次のように報じた.(掲載日 2020/02/19 23:30)
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神奈川県内の70代男性によると、船内では7階のデッキと15階のデッキで毎日1時間散歩できる時間があり、その時だけ客室外に出られたという。「2メートル以上離れるよう言われ、マスクをつけた人たちが距離を空けて黙々と散歩する光景は異様だった」と振り返る。
 
 だが,連日テレビで報道された事実はこれと異なる.
 乗客たちが撮影して船外のメディアに提供された動画によれば,乗客たちは隣り合った椅子に腰かけるなどして《2メートル以上離れる 》という指示を全く無視していたのである.歩いて散歩している乗客たちは,さすがに前後の距離はとっていたが,すれ違う時はかなり近接してすれ違っていた.私は報道映像を観て,こんなことでは感染がどんどん拡大しても不思議はないと思っていた.
 
 デッキの乗客たちが指示を無視している状況は,複数の動画が複数のテレビ番組で放送されたが,下の画像は,今日 (2/20) の日本テレビ「ZIP!」で放送された例である.これを見ればあきらかだが,イス間の距離は一メートルもない.
 
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 これから,下船した乗客たちがメディアに対して「食事を配りに来たスタッフがマスクも手袋もしていなかった」などと語るであろう (実際に「ZIP!」は,そう語る乗客の肉声を放送した) が,自分たちは上の画像のような勝手なことをしていたのだ.証拠映像がある以上,下船した乗客の証言に信憑性はないと思ったほうがいい.
 これまでの報道では,船室に監禁状態だと語る乗客の証言がある一方で,ある医師の証言によれば,乗客が勝手に廊下を歩いて医務室に行っていた,という.
 ダイヤモンド・プリンセス内で奮闘した行政職員,医療関係者と客船スタッフに,感染拡大の責任があるかのように言う乗客の証言を,私は信じない.

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