« 昭和三十八年のクリスマス | トップページ | 七草粥 »

2020年1月 6日 (月)

アリベデルチ ローマ

 還暦過ぎの知人夫婦が昨年,ヨーロッパ旅行をした.この二人は旅行好きで,毎年一度は海外旅行をする.これまでに日本人に人気のある国はあらかた行ったと聞いた.
 循環器に古傷を抱えている私は,ヨーロッパ旅行の空路は負担が大きい.可能なら行きたいが,諦めている.
 それでも,彼の地に憧れはあって,その第一はローマだ.
 
 私が中学生の頃,カンツォーネのブームがあった.折しも高校受験の勉強で毎日夜中まで起きていたのだが,深夜放送でイタリアのポップスが盛んに流れた.私はその当時の流行の歌も気に入ったが,懐メロも好きだった.
 懐メロで再流行したのは“Al di là ”と“Arrivederci Roma ”だった.
 “Arrivederci Roma ”のオリジナルは Renato Rascel (レナート・ラシェル) という俳優だったが,リリースから三年後の1957年に映画“Seven Hills of Rome ”(日本未公開だがリージョン2の輸入DVDはある;BSテレビで放送されたことがあるらしいが未確認) で挿入歌に使われて大ヒットした.主演した Mario Lanza の歌唱はYouTubeにアップされている.(“Mario Lanza - Arrivederci Roma ”)
 リバイバル時にはたくさんの歌手がカバーしたが,中でも深夜放送で多くかけられたのは,コニー・フランシスの歌唱
 洋楽好きの高齢者ならその名を知らぬ者はいないコニー・フランシスは,イタリア系米国人で本名は Concetta Rosa Maria Franconero という.イタリア語に堪能で,イタリア民謡やカンツォーネを能くした.“Al di là ”も彼女の代表曲で,オリジナルよりも私は好きだ.(「アル・ディ・ラ Al Di La ~恋愛専科(Rome Adventure)~」コニー・フランシス Connie Francis)
 
 欧米1960年代のポップスは本当に素敵だった.それらをカバーした日本人歌手たちは,カバーするだけでスターになれた.いい時代だった.
 だから私はビートルズを歌わない.彼らが出てこなければよかったのに,と思う.

|

« 昭和三十八年のクリスマス | トップページ | 七草粥 »

新・雑事雑感」カテゴリの記事