佃煮二品
茸御飯を炊いた.要領は以下の通り.
* 米二合
* スーパーで売っているシメジを掌に載るくらい.栽培のシメジにも色々あるが,何でもいい.あとで反省したのだが,もっとたくさん,両手に載るくらい入れるべきだった.
* 普通の油揚げ (栃尾揚げやその類似品はだめ) 二枚を細かく刻む.一枚ではさみしい仕上がりに.
* 森田株式会社の「白醤油 特級」大さじ二杯.この醤油は炊き込み御飯に最適だと思う.塩を使う時は,米二合に塩小さじ一杯と白醤油小さじ一杯くらい.自分の血圧と相談されるがよい.塩は使わずに白醤油だけにしたほうがおいしいと思う.
* いつも通りの水加減にして,炊飯器で炊く.
さてお菜はなんにしょ.
というのが本題だ.私は長らく桃屋の瓶詰「葉唐辛子」を愛好してきたのだが,今はもう店頭で見かけない.桃屋の通販でもリストされていない.たぶん製造終了で廃番になったのだと思う.
かといって,スーパーとかデパートで売られている葉唐辛子佃煮 (トレイ&ラップ包装) は,妙に甘くて食えたものではない.
テレビを見ていると,美人のレポーターが,ニンジンをかじって「あま~い」,大根をかじって「あま~い」などと食レポしている.
酒だろうが味噌醤油だろうが,すべて「あま~い」と抜かす.そのうち塩をなめて「あま~い」と言うのであろう.ばかやろめ.
そういう時代に合わなくなって,瓶詰の辛い葉唐辛子は姿を消した.
とはいうものの,確かに最近のニンジンは調理すると,媚びを売るがごとき妙な甘さがあって,非常にまずい.こういう野菜が出てきたのは,甘けりゃ喜ぶ消費者が悪いのだ.ばかやろめ.
さてさて店頭にある葉唐辛子佃煮が砂糖 (か水飴) の入れ過ぎで甘すぎるという話だ.
ところが最近,Amazonで購入した葉唐辛子が,昔風の味でなかなかよかったのだ.昆布・鰹節職人の「葉とうがらし佃煮」である.「昔懐かしの辛さです」とうたっているところがよい.
これは本家本元の通販で買ってもいいけれど,めんどくさいし,送料の関係で二袋をまとめ買いするとAmazonのプライム価格が割安になる.
同じ業者の「しその実佃煮」もAmazonで二袋買った.これまた昔の,懐かしい味だった.
それぞれ一袋ずつ開封し,ネジ蓋式の密閉容器 (ジップロック スクリューロック) に入れ,チルド棚に入れて保存.未開封のものはそのまま冷凍した.
シメジ御飯を一口食み,胃の腑に落とし,そうして葉唐辛子をほんの少し口に入れて舌を元気にする.
またご飯を一口食んで,今度は紫蘇の実だ.うまいなあ.
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